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【中部大学】中部大と綿半トレーディング、サボテンの利活用に向けた政府系プロジェクトを始動--作物や食品としての価値を科学的に解明、社会実装に向けた基盤構築へ--

Digital PR Platform / 2024年2月5日 20時5分


中部大学ではこれまでサボテンの基礎・応用研究を実施し、2021年には愛知県春日井市などと共同でサボテンの利活用推進を目的としたプラットフォーム「サボテン等多肉植物の潜在能力発掘と活用推進プラットフォーム」を設立するなど、サボテンの活用推進に向けた基盤を構築してきました。中部大学は、農林水産業・食品産業の発展と持続可能な社会の実現に向けて、当事業を意欲的に進めていきます。


※1 オープンイノベーション研究・実用化推進事業:国の重要政策の推進や現場課題の解決に資するイノベーションを創出し、社会実装を加速するための、提案公募型の研究開発事業。


※2 令和5年度「オープンイノベーション研究・実用化推進事業」新規採択課題の決定について
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/press/159107.html




※3 サボテン等多肉植物の潜在能力発掘と活用推進プラットフォーム:中部大学が中心となり、サボテンや多肉植物の基礎・応用研究と活用推進に向けて、様々な分野間での情報交換を進め、産学共同研究を促進する基盤を構築するために、NPO法人東海地域生物系先端技術研究会の協力を得て2021年に設立した組織。14の企業や団体などで構成する。
https://sites.google.com/view/j-cactus-succulent-research


【研究期間】
2023(令和5)年度から2025(令和7)年度までの3年間
【綿半トレーディング株式会社について】
綿半トレーディングは、医薬品・化学品・食品などの天然原料を海外から輸入し、国内メーカーへ販売する事業を展開しており、食品分野ではメキシコ産ウチワサボテンの茎および 果実の加工品を扱い、国内での汎用・販売に注力しています。
https://watahan-trading.co.jp/


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参考. サボテンの利活用を推進する意義(国内外における課題とサボテンの貢献)
サボテンの活用は気候変動、農業従事者の減少と高齢化、農作放棄地の拡大等、農林水産業・食品産業における課題の解決に貢献する。以下に具体的事例を列記する。


(1)地球温暖化・世界人口の増加:世界の気温が21世紀末には最大2.6〜4.8℃上昇し、作物の結実阻害と品質低下、病虫害の大量発生を招く(政府間パネルIPCC予測)。2050年には世界人口は約100億人に達し、食料増産(現在の1.6倍)の必要性が生じる。
→サボテンは40℃を越える高温下・乾燥~多雨環境で生育可能であり、地球温暖化に対応できる。世界30ヶ国で食材として利用されており、2017年には国連食糧農業機関(FAO)が「サボテンが世界の食料危機を救う作物になりうる」との見解を表明(食料として国際的な位置づけ)。

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