NASAに国際宇宙ステーションで使用するフルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z 9」を納入
Digital PR Platform / 2024年2月7日 10時39分
「ニコン Z マウントシステム」のミラーレスカメラは、2018年の発売以来、最新の技術革新や継続的なファームウェアのアップデートに加え、急速に拡大するNIKKOR Z レンズのラインナップによって発展を続けてきました。「Z 9」はニコンのフルサイズミラーレスカメラのフラッグシップモデルで、堅牢性とプロフェッショナル向けの信頼性、最先端技術の搭載が高く評価されています。「Z 9」は、このカテゴリーのカメラとして初めてのメカシャッターレスを実現し、可動部品を最小限に抑えることで耐久性を最大限に高めています。ISS内で使用される「Z 9」のカメラ本体のハードウェアは宇宙ミッション用に特別な改良などが加えられていないため、ISSの乗組員は、地上のユーザーが使う市販品と同じ品質のカメラを宇宙空間でも利用していることになります。これは、ニコンの技術で開発された「Z 9」が無重力の中での生活や宇宙探査という過酷な環境下でも活躍できることを証明しています。
なお、「Z 9」のカメラ本体のハードウェアは市販品と同じですが、NASAとの協業によって、宇宙飛行士と宇宙環境に適したカスタムファームウェアを開発しました。これにはISSで乗組員や機材が常に浴びる宇宙放射線を考慮した、ノイズリダクションの適用範囲を高速シャッターにも拡張する対応などが含まれます。さらに、ISSでの使用や船外活動時に保護カバーに包まれた状態での使用への最適化を図り、ファイル名の付与ルールや初期設定、操作性にかかわる変更を行っています。また、宇宙飛行士のワークフローを簡素化し、宇宙から地球に画像を送信する際の効率を高めるとともに消費電力を削減するために、カメラ内のFTP通信制御にも変更を加えています。
ニコンは、今後もユーザーが求める製品・サービスの開発・提供を通して、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。
国際宇宙ステーション(ISS)で新たに使用されるカメラとNIKKORレンズ
今回納入されたのは、13台の「Z 9」、超望遠レンズやマイクロレンズを含む合計15本以上のNIKKOR Z レンズそして15個の「マウントアダプター FTZ II」です。
*記載されている会社名および製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。
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