【大阪大学】OPERA「安全な酸化剤による革新的な酸化反応活性化制御技術の創出」の取り組みが「第6回日本オープンイノベーション大賞」内閣総理大臣賞を受賞
Digital PR Platform / 2024年2月19日 20時5分
![【大阪大学】OPERA「安全な酸化剤による革新的な酸化反応活性化制御技術の創出」の取り組みが「第6回日本オープンイノベーション大賞」内閣総理大臣賞を受賞](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/digitalprplatform/digitalprplatform_83555_0-small.jpg)
大阪大学を中心に進めていた取り組み「安全な酸化剤による革新的な酸化反応活性化制御技術の創出」が、内閣府が主催する「第6回 日本オープンイノベーション大賞*¹」の最高賞である内閣総理大臣賞を受賞しました。これは、国立研究開発法人科学技術振興機構(Japan Science and Technology Agency: JST)の研究成果展開事業「産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)」(OI機構連携型)の支援を受けて進めていたもの。本研究領域は、除菌消臭剤『MA-T®(エムエーティ)』*²のメカニズム解明を機に、広範な社会実装が期待できる酸化制御技術『MA-T System®(エムエーティシステム)』を大阪大学が開発し、大阪大学オープンイノベーション機構や、アース製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:川端克宜)が中心となって運営する一般社団法人日本MA-T工業会*³と連携して、社会実装を主眼においたコンソーシアム(「酸化制御コンソーシアム」)を設置しています。
日本オープンイノベーション大賞は、ロールモデルとなる先導的または独創的な取り組みの表彰と発信により、オープンイノベーションをさらに普及させ、わが国の科学技術イノベーション創出を加速することを目指しています。
今回の受賞は、除菌消臭剤・医薬品・バイオメタンガス液化技術・新素材開発・デバイス開発など、これからもSDGsの実現に大きく貢献するオープンイノベーションの推進や産学連携の取り組みが評価されたもの。環境、エネルギー、医療など幅広い領域で可能性を秘めた日本初の取り組みです。
■第6回 日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞
【受賞者】
川端 克宜(一般社団法人日本MA-T工業会 代表理事)
金田 安史(大阪大学 統括理事・副学長オープンイノベーション機構長)
安達 宏昭(株式会社dotAqua 代表取締役社長)
桜井 克明(アース製薬株式会社 執行役員 MA-Tビジネスセンター長)
高森 清人(株式会社エースネット 代表取締役社長)
※2/14(水)に授賞式が執り行われました。
■用語説明
*1 日本オープンイノベーション大賞
オープンイノベーションのロールモデルとなる先導的・独創的な取り組みを表彰し、わが国のイノベーション創出を加速するための表彰制度。内閣府・科学技術政策担当大臣や総務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・国土交通省・環境省等の各省庁や関係団体が主催。
https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/prize/index.html
*2 MA-T®
「アルコール」と同様の、除菌・消臭剤のカテゴリー名称の1つ。Matching Transformation System®(要時生成型亜塩素イオン水溶液*⁴の入ったシステム)の略称。
*3 一般社団法人日本MA-T工業会
現在115の企業や団体が広範な活用・展開を進めています。
*4 要時生成型亜塩素イオン水溶液
反応する相手が存在し、必要なときに、必要な量だけ水の中で活性種である二酸化塩素ラジカルを亜塩素酸イオンから化学平衡式に従って供給し、生成する水溶液のこと。
■特記事項
一連のイノベーションに関わる基礎研究は、科学技術振興機構(JST)研究成果展開事業 産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)「安全な酸化剤による革新的な酸化反応活性化制御技術の創出」(領域総括:井上 豪、課題番号:JPMJOP1861)のほか、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)エネルギー環境新技術先導プログラム「CO2フリー革新的超高難易度酸化反応の研究開発」(研究代表者:井上 豪)、および、「畜産系バイオガスのメタノール・ギ酸変換技術の開発」(研究代表者:大久保 敬)の支援を受けて推進されました。
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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