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アストンマーティン、新型Vantage GT4を発表 GTレーサーの最強ラインアップが完成

Digital PR Platform / 2024年2月29日 10時5分

4.0リッター・ツインターボV8エンジンとトランスミッションは、いずれもVantage ロードカーのコンポーネントをベースにしており、主な変更点は電子制御システムです。前者にはボッシュモータースポーツ製ECUとAMRが開発した特注のソフトウェアが、後者にはZF/AMRモータースポーツ・ソフトウェアが搭載され、市販車標準のオートマチック・トランスミッションを制御します。特注のソフトウェアは、8速トランスミッションをオートモードなしの6速パドルシフトに「変換」し、巡航速度での燃費向上のために装備された、公道走行可能なオーバードライブ・レシオの7速と8速をロックアウトします。

電子制御システムの変更は、主にエンジンの管理とターボ制御システムを正確にコントロールし、GT4選手権の主催者が定める厳格なBoP(性能調整)の基準を満たすために行われます。また、こうした変更が行われたおかげで、ギアシフトを最適化し、モータースポーツ特有のトラクションコントロールを作動させることもできます。Vantage GT4のコックピットには、ロードカーの計器表示に代わる最新のボッシュ製DDU 11ディスプレイも搭載されています。

シャシーの改造もレギュレーションの影響を受けています。インボードサスペンションの取付位置は市販車と同じですが、サスペンションリンケージに若干の変更が認められています。こうした措置は、レーシング用途に適切なキャンバーの範囲を確保するためであり、また、新型車に装着される21インチホイールよりもかなり小さい、18インチ径のホイールとタイヤのパッケージに適合させるためでもあります。Vantage GT4には、AMR仕様の特注鍛造のアルミホイールが新たに採用されています。

ダイナミックパッケージで注目されるのは、AMRと有名なサスペンション・メーカーとの技術提携の一環として提供された、新たな2ウェイ調整式KWダンパーです。過去6年間にわたるドライバーからの膨大なフィードバックに基づいて開発された新型車は、そのドライビング・ダイナミクスを通じて、より正確でコントロールしやすい感覚を呼び起こす一方で、従来のVantage GT4がドライバーから好評を博していた扱いやすさや操作性も維持しています。
デザインについてはレギュレーションによりわずかな変更しか認められていないため、Vantage GT4の外観は、素晴らしいデザインの新型Vantageに酷似しています。よって、GT4のエアロダイナミクスパッケージの最適化には、数値流体力学(CFD)が用いられました。アストンマーティンのデザイン部門からの意見に基づき、こうした変更のすべてが最終デザインに確実に反映されます。

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