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甲南大学が米国カーネギーメロン大学と学術交流協定を締結 --世界初となる細胞制御技術の開発による医薬学や農学への応用を目指す--

Digital PR Platform / 2024年3月1日 14時5分


CMU CNASTは人工的な核酸分子の開発と応用に関して顕著な実績を有しており、FIBERが有する核酸構造の安定性に関するデータ技術をCMU CNASTに提供することで、全自動かつ迅速に人工核酸を用いた革新的な遺伝子発現制御技術の開発に取り組みます。特に、通常の核酸構造である二重らせんではなく、特殊な非二重らせん構造を形成する人工核酸を開発することで、世界でも例を見ない細胞応答の化学的制御技術の実現と疾患の診断及び治療技術の開発を目指します。


具体的には、
1)CLICKを構築する
クラウドラボで再現性のある実験を行うための新しい実験プロトコールの設定と遠隔操作スクリプトの自動化を行う。FIBERにおけるデータの取得とクラウドラボデータとの比較を行う。クラウドラボでの実験・解析の改良を繰り返し、FIBERでの解析技術と同レベルのアウトプットを得られるようにする実験環境の構築に取り組む。



2)CLICKを起動する
データベースを基に、非二重らせん構造を形成(あるいは解離)する人工核酸(核酸結合リガンド、ペプチド核酸など)を設計・合成し、標的とする非二重らせん構造の構造や安定性を制御し得る技術を開発する。FIBERが中心となって分子設計を行い、CMU CNASTが人工核酸を合成する。



3)CLICKを汎用する
癌や神経疾患などの難病に関与する細胞に設計した人工核酸を添加し、疾患の発症を抑制する新たな遺伝子発現制御技術を確立する。診断や治療といった医学・薬学分野での実用化を目指した臨床研究を推進する。農学分野にもCLICKを活用し、遺伝子組換え技術に代わる、革新的な農作物の改良技術への研究も展開する。


上記3つのテーマを中心に進める計画です。本学術協定を締結することで、FIBERとCMU CNASTの相互で国際的な研究・人的交流を活発に行い、迅速に研究を展開して参ります。

【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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