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ベルリンキュアーズ(Berlin Cures)がコロナ後遺症の治療薬として開発するBC 007、第2相試験の募集患者数の5割を達成

Digital PR Platform / 2024年3月5日 11時30分


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2723/84320/500_760_2024030510584065e67c50bbc1c.jpg
Dr Oliver von Stein



ベルリンキュアーズは、中和fAABに注力するバイオ医薬品企業として、コロナ後遺症、心不全、緑内障その他多くの自己免疫疾患の革新的な治療薬の開発の最前線にいます。候補薬のBC 007は、コロナ後遺症などの様々な自己免疫疾患に関わる有害なfAABを標的とする有望な候補薬です。

コロナ後遺症を対象として現在進行している第2相臨床試験では、患者さんに対する有効性と安全性に関する信頼できる決定的な結果を提供することを目指しています。当社は、BC 007の承認に必要となる、より大規模な第3相試験に移行するための良好な結果を得たいと考えています。

BC 007、コロナ後遺症に苦しむ多くの患者さんの治療薬となる可能性
現在の推定値によると、機能性自己抗体(fAAB)は血液検査においてコロナ後遺症のある患者さんの約4割に見つかっています。機能性自己抗体は、感染後に免疫反応として産生されることのある特殊な自己抗体で、体内の組織や細胞を誤って攻撃します。この相互作用は自己免疫疾患につながる可能性があります。感染から体を守る正常な抗体と異なり、fAABは細胞の受容体や他のタンパク質と結合して、健全な細胞機能に必要な自然なシグナルを模倣したり阻害するなど、正常な機能を妨害します。これにより、自己抗体の標的対象や、標的となった組織の体内における役割により、様々な自己免疫疾患が引き起こされます。

シュタインCEOは次のように述べています。「コロナ後遺症患者さんのfAAB保有率が非常に高かったことから、BC 007はこのような多くの患者さんの根本原因に対処できる可能性があります。当社はBC 007の治療効果を確信しており、より大規模な第3相試験に向けた支援を積極的に模索しています。当社は設立当初から民間からの資金調達により一貫してfAABに起因する疾患の治療薬を開発してきました。」

様々な病態を対象とする多彩な基盤技術
BC 007は、一つの疾患の治療薬にとどまらず、いわゆる基盤技術として可能性を拡大させています。fAABを中和することで、多くのfAAB関連疾患に対し効果を示す可能性があります。

ベルリンキュアーズは20年以上にわたるfAAB研究により、BC 007を臨床試験の段階に進めました。fAAB陽性の治験ボランティアを対象とする第1相試験で有効性が示され、心不全患者さんを対象とする第2a相試験でも有意な長期的メリットが示されています。BC 007の非臨床試験および臨床試験では、治療後にfAABの有効で持続的な中和が認められました。さらに、良好な安全性と忍容性も証明されました。コロナ後遺症を対象として現在実施している第2相臨床試験について、ベルリンキュアーズでは、この画期的な開発を進めていくための追加投資やパートナーを引き続き模索しています。

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