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「アクサフューチャーリスクレポート2023」日本語版を発行 2023年は世界が直面する「複合危機(ポリクライシス)」が顕著に

Digital PR Platform / 2024年3月14日 15時0分

アクサグループ(本社:フランス、パリ)は、世界50か国の専門家 約3,500名および15か国の一般市民 約20,000名の代表サンプルを対象に、今後新たに発生しうるリスクに関する認識を測定した、第10版「フューチャーリスクレポート」を、2023年10月に公表しました。本レポートはイプソス社の協力を得て制作しており、調査結果をもとにアクサグループの専門家がデータ分析を行っています。今回その日本語版を発行しました。

今回の調査では「複合危機(ポリクライシス)」の概念が顕著となりました。地政学的な緊張、新たなテクノロジー(生成AIなど)の急速な台頭、地球温暖化の加速など、単発的ではなく同時多発的に起こっています。

「フューチャーリスクレポート2023」の主な調査結果は、以下のとおりです。

人工知能(AI)とビッグデータに関するリスクは、専門家のランキングで最も上昇幅が大きく、2022年の14位から4位に上昇しました。多くの専門家(64%)と一般市民(70%)がAIの研究は中断すべきと考えています。
サイバーセキュリティのリスクは、6年連続で専門家のランキングの上位に入っています。一般市民のランキングでも初めて上位3大リスクに入りました。今回、「サイバー戦争」の要素が調査に盛り込まれたことで、専門家はこのテーマを地政学的不安定と密接に関連付けました。地政学的不安定は3位となりました。
地球温暖化は昨年同様、専門家と一般市民のランキングいずれにおいても1位は地球温暖化でした。今年は初めて、一般市民も含めて、世界全ての地域ごとのランキングにおいて全て1位となりました。
脆弱性に対する意識は高止まりしています。専門家のうち5年前と比べて脆弱性を強く感じると答えた人の割合は、国レベルで84%(2020年:76%)、都市レベルで73%(2020年:64%)に上ります。この傾向は一般市民の間でも顕著で、脆弱性に対する意識は国・都市レベルのいずれにおいても3年間で7%上昇しています。

 
一方で、新たな世界的危機の影響の抑制に取り組む専門家や組織に対する信頼は高まっています。科学者を信頼する人の割合は専門家で84%、一般市民で70%に上ります。また、企業に対する信頼は、専門家(72%:前年比8%増)および一般市民(49%:前年比4%増)で、それぞれ上昇しています。

同時に、将来のリスクの影響を抑制する上で保険会社の役割が「重要」または「非常に重要」と考える人の割合は、専門家で93%(前年:89%)、一般市民で74%(前年:69%)に上ります。

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