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品川シーズンテラスでNTTグループの技術を複数活用したロボット配送実証を実施 ~最適な経路生成や電波品質を加味したロボット制御機能を実現~

Digital PR Platform / 2024年3月26日 15時8分


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② Cradio®を用いた安全なロボット走行
 Cradio®を用いることで、無線基地局の運用状況と連携するとともに高精細な建物情報や無線装置の特性を考慮した精緻な電波品質MAPの作成が可能となります。今回作成した電波品質MAPと実測値の誤差はRMSEで約5dBであり、ロボットの走行経路選定に十分な精度であることを確認しました。作成した電波品質MAPの情報をロボット最適制御技術と連携させることで、-75dBm以下の弱電界エリアの走行距離を0mにでき、ロボットが制御不可になるリスクを低減できました。また、Cradio®による無線通信品質の予測技術をロボットの走行制御に連携させることで、無線通信品質の劣化前にロボットの速度制御・停止制御を実施し、安全なロボット走行への有用性も確認しました。※9


[画像6]https://digitalpr.jp/simg/2341/85121/700_188_2024031909293165f8dc6b2b66a.JPG


③ SDPF for City/マルチロボット最適化ソリューションを用いたロボット運用
 これら①②の技術をSDPF for City/マルチロボット最適化ソリューションに適用することで、異なるロボットプラットフォームを統合的に管理し、複数・異種のロボットを一元的に運用することが可能となりました。これにより、複数ロボットの現在地や稼働状況の可視化、遠隔からの管理・操作を一元的な管理画面上で可能となり、より効率的な運用・管理が実現できることを確認しました。


[画像7]https://digitalpr.jp/simg/2341/85121/700_380_2024031909293165f8dc6b2ad9f.JPG


4. 今後の展開
 今後もNTT Com、NTT、NTTアーバンソリューションズの3社は、人とロボットが協働・共生する街の実現をめざし、さらなる取り組みを進めてまいります。
 またNTTグループは、引き続き品川港南エリアにおいて周辺企業や地域の皆様と連携しながら、長期的な街づくりに取り組んでまいります。

【用語解説】
※1:品川シーズンテラスは、 NTTアーバンソリューションズのグループ会社であるNTT都市開発株式会社が所有するビルです。
※2:「DeliRo(デリロ)」とはZMPが提供する無人宅配ロボットです。
https://www.zmp.co.jp/products/lrb/deliro
※3:「RICE」とはアスラテックが提供する自律走行型配送ロボットです。
https://www.asratec.co.jp/products/rice/
※4:NTT Comが提供する「SDPF for City」とは、人の流れや施設内外の情報、ロボットなどのモノの情報など都市に点在するさまざまなデータをシームレスに融合できるプラットフォームです。「Smart Data Platform」は、データ利活用に必要な収集・蓄積・管理分析におけるすべての機能を、ICTインフラも含めてワンストップで提供し、データ利活用によるDX実現を加速させるプラットフォームです。https://www.ntt.com/business/dx/smart/city/
 
※5:NTTが提供する「街づくりDTC®」とは、IOWN技術を活用した、デジタルツインコンピューティングの考えに基づき、様々なデジタルツイン間の連鎖により街の全体最適化を行う技術です。
https://group.ntt/jp/newsrelease/2021/02/02/210202a.html
 
※6:NTTが提供する「マルチ無線プロアクティブ制御技術 Cradio®」はIOWNの構成要素の1つとして、研究開発を進める技術です。
https://journal.ntt.co.jp/article/13100
※7:RMSE(Root Mean Squared Error)とは二乗平均平方根誤差のことであり、推定の誤差の大きさを測る指標の1つです。
※8:ビル内の混雑状況などを予測した自律的かつ効率的な「ロボットによるフードデリバリ」の実証実験開始について(2022年10月) https://group.ntt/jp/newsrelease/2022/10/03/221003a.html
※9:Cradio®による無線通信品質の予測技術に関する実証実験については、別紙のとおりです。

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