1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

【京都橘大学】松原仁 氏(工学博士)京都橘大学工学部教授、情報学教育研究センター長に就任。日本のAI黎明期を支え、ユニークなプロジェクト研究のパイオニア

Digital PR Platform / 2024年3月27日 20時5分

写真



「テクノロジーは人類の幸せのためにある。AIと人間が共存する未来をつくりたい」―技術と創造の融合により、人によりそうAIをめざし新たな挑戦へ―

京都橘大学(学長:日比野英子、京都市山科区)に2024年4月1日付で松原仁氏(工学博士)が、工学部情報工学科および大学院情報学研究科教授、情報学教育研究センター長として就任いたします。




 松原氏は、幼少期に『鉄腕アトム』のアニメを見たことがきっかけで、人間のような知性をもつ汎用AIの実現をめざし、AI研究者の道を歩んできました。これまでに、将棋ゲームの開発や人狼ゲーム、カーリングの研究などさまざまなテーマに取り組んでいます。特に、AIが執筆した小説が「星新一賞」の一次審査を通過した「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」や、手塚治虫の新作漫画をAIに描かせるプロジェクト「TEZUKA2020」「TEZUKA2023」など、AIが創造性を発揮することは可能かという問いについても研究を進めています。

 松原氏は、AIの議論に求められるのは、分かつことではなく、しなやかに共存する道を探ることであり、そのためには「文化の力」や「人間の知能とは何かを問いかけること」が大切であると考えています。AIやITは人類の幸せのためにあるという観点から、AIを避けるのではなく使いこなすことで、人間だけでは生まれなかった創作やエンターテインメントの楽しみ方が広がる可能性があります。



 日本のAI研究の黎明期を支え、長年にわたり数々のユニークな研究を手がけている松原氏をお迎えし、京都橘大学では、科学技術の発展に伴う社会構造の変化を見据え、前例にとらわれない新しい教育、研究、地域創造をめざしてまいります。

●松原仁(まつばら・ひとし)氏 
所属・職位:京都橘大学工学部情報工学科・教授、大学院情報学研究科・教授、情報学教育研究センター長
専  門:人工知能 *現在は、人工知能、ゲーム情報学、観光情報学研究に取り組む。
主な著書:『鉄腕アトムは実現できるか?』(河出書房新社)、『将棋とコンピュータ』(共立出版)、『AIに心は宿るのか』(集英社インターナショナル)、『文系のためのめっちゃやさしい人工知能』(ニュートンプレス)、『文系のための東大の先生が教えるChat GPT』(ニュートンプレス)など。


<プロフィール>
 工学博士。1959年、東京都生まれ。
 1986年東京大学大学院情報工学専攻博士課程修了。
 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(*)研究員、2000年より公立はこだて未来大学教授、2020年より東京大学教授を経て、2024年より京都橘大学教授。
 第15代人工知能学会会長(2014-2016)、情報処理学会副会長。
 AIUEO(Artificial Intelligence Ultra Eccentric Organization:AI超変態集団)の中心メンバー。
(*)現産業技術総合研究所。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください