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上場株式におけるインパクト投資:シュローダーのアプローチ

Digital PR Platform / 2024年4月2日 15時50分


インパクトは、経営改善や企業のサステナビリティ・パフォーマンスを超えたものであり、企業が何のインパクトをどのように世界に提供するかに着目します。またこれは、以下の米国企業の事例が示すように、インパクトはサステナビリティ・パフォーマンスを犠牲にするものではなく、追加的にもたらされるものと考えます。


~ケーススタディ~
米国小型株式のサステナビリティ・インパクト

米国の広範な小型株投資ユニバースには、機動性に富みかつダイナミックなビジネス・モデルを抱える優良企業が多く含まれます。その多くは過小評価されている可能性がある一方、SDGsに直接取り組むまたは大企業を通じた重要な製品・サービス提供をしている場合があります。

グラフィック・パッケージング社は、大手消費財メーカーのサステナビリティ目標達成に繋がる事業を行っている中小企業です。同社は、プラスチック製梱包商品に代わる紙製製品の開発において先進的技術を有しており、ファスナーや、電子レンジで温められる冷凍食品用の紙製ボウルなどを製作してきました。同社は規律ある資本配分政策に基づき、先進的な生産と最新設備への投資を実施してきており、2021年、同社は約350万トンの板紙を生産し、その26%が再生板紙でした。

シュローダーは、同社を訪問し、プラスチック包装から紙包装への移行をどのように考えているか、革新的な新製品を市場に投入するためにどのような努力をしているか、二酸化炭素排出量の削減と業務効率の改善に向けた取り組みについてのエンゲージメントを実施しました。

現在同社は、リサイクル率の向上と水使用量の削減を可能にする新しい施設を建設するため、多額の資本を投じています。また、既存工場におけるエネルギー効率改善方法についても議論しました。その結果、すべての工場でエネルギー監査を実施し、ボイラーの使用量を最適化し稼働時間を最大化するためのスマート・ユニット管理システムを導入したほか、交換予定のユニットについて耐用年数評価を実施するなどの取り組みを行っています。

また同社は、SBTiの検証に基づくスコープ1、2、3の排出削減目標を設定すべく手続きに入っています。その一環として、シュローダーは、意欲的な目標設定と、達成への明確なロードマップの確保のバランスをどのように設定するかについて同社と議論しました。

シュローダーは、SBTi排出量目標の策定とその実施、そして環境・社会に対してプラスのインパクト創出を促進する幅広い革新的製品について、グラフィック・パッケージング社との継続的なエンゲージメントを期待しています。

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