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デロイト トーマツ、ヤングケアラー支援の効果的取組を調査~「心理的な負担軽減の効果」が明らかに

Digital PR Platform / 2024年4月24日 13時38分

家族や自分についての相談が、心理的な負担軽減に
本人向けアンケートにおいて、利用してよかったと一番に感じる支援について尋ねたところ、「お世話を必要とする家族や、自分自身のことについての相談」という回答が34.6%と最も多くなりました。年代別では、家事能力が相対的に低い小中学生は「家事やお世話の代行、手伝い」のニーズが高く、中学生以上においては徐々に「相談」の割合が高まる傾向がみられました。
【報告書 第4章 アンケート調査 図表4-39 利用してよかったと一番に感じる支援(単数回答)】
※回答割合上位1つに色付け

[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2100/87142/600_451_2024042217245166261ed3a5d70.png

また、本人向けアンケートにおいて、利用してよかったと一番に感じる支援について、その理由を尋ねたところ、年代全般で「精神的な負担、ストレスが減った」、「孤独感が減った」、「将来について考える時間やきっかけができた」といった精神面のサポートのニーズが高い様子がみられました。
【図表4-40 (一番よかったと感じる支援について)利用してよかったと感じる理由(複数回答)】
※回答割合上位3つに色付け

[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2100/87142/600_448_2024042217251266261ee85918c.png

広報啓発における留意点(ヤングケアラーの家族への配慮)
支援団体インタビューにおいては、次のような声が聞かれました。
「『ヤングケアラー』という言葉自体が家族を傷つけることもあるという事実はある。それはメディアを通じて「こどもがかわいそう」というイメージがつくられていることが大きい。ヤングケアラーと家族の関係性はケースバイケースであるという理解を広めていくことが重要だと考える」「今現在家族と関わるケースもあるが、『ヤングケアラー』という言葉のネガティブなイメージから家族へ話してほしくないというこどもや若者もいる」。
また、家族向けアンケートにて広報活動における留意点を尋ねた際にも、以下のように同様の声が聞かれました。

こどもに迷惑をかけているのか、と申し訳ない気持ちになる。
自分のこどもがヤングケアラーであることがそもそも悪いなと感じている。 

など

引き続き、より家族への配慮も行った上での広報啓発が求められます。

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