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多様な災害に対するインフラの被災予測AIを構築 ~インフラ強靭化と災害復旧の早期化を実現~

Digital PR Platform / 2024年4月25日 15時6分

豪雨よる土砂災害に対する電柱の被災予測技術
 豪雨によって引き起こされる土砂災害等により、どの電柱が被災するかを予測する技術です。これまでは土砂災害自体を予測するために現場調査や統計的に簡易な雨量と傾斜角で予測する手法などが用いられていますが、設備個別の予測を行うことは困難でした。本技術は雨量や標高、地盤の強さ、河川などからの距離といった公開されているデータのみで、各電柱の被災リスクを予測することが可能です。さらに精度98%と高精度に被災予測することが可能です。
河川氾濫に対する橋梁添架管路の被災予測技術
 豪雨によって引き起こされる河川氾濫により、どの橋梁添架設備が被災するかを予測する技術です。これまでは河川氾濫時にどの設備が被災しやすいかは判っておらず予測不可能でしたが、水位変動や川幅といった河川のデータと設備のデータから被災しやすい箇所を分析し、被災しやすい箇所を予測するモデルを確立しました。精度90%で正解する高精度な予測技術です。
地震に対する地下管路の被災予測技術
 地震によってどの地下管路が被災するかを予測する技術です。一般的に地下管路に対しては管路の種類や、地震の最大速度などから1kmあたりの被害件数を推定する方法が使われていますが、本技術は設備建設時からの経過年数や地震の最大加速度などこれまで利用されていないデータも用いることで設備個々に高精度な予測が可能となりました。本技術は精度87%と高精度な予測技術です。



[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2341/87379/700_224_202404251022506629b06a56951.JPG




[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2341/87379/400_318_202404251022496629b069e98ad.JPG

3.今後の展開
 今回構築した技術を屋外通信インフラに適用し、災害発生前に被災リスクが高いと予測された設備に対して事前の準備等を行うことで、豪雨や地震発生時の減災および早期復旧に繋げます。例えば想定される地震動に対して被災リスクが高い管路の事前補強や、想定される豪雨に対して復旧に必要な資材の事前準備による早期復旧に活用予定です。加えて本技術は屋外通信インフラのみならず、類似した設備に対して応用可能です。このため図3に示すように電柱被災予測技術は電力柱、信号柱など、橋梁添架設備被災予測技術は橋梁本体など、地下管路被災予測技術は上水道管やガス管などの地下設備に展開することが期待できます。このように本技術を発展させ、社会インフラ全体の防災、減災および早期復旧に貢献し、日本のあらゆるインフラを強靭化することをめざします。


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2341/87379/500_386_202404251022496629b069f14bd.JPG


<用語解説>
*1 つくばフォーラム2024
https://www.tsukuba-forum.jp/



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