モレックス、高速データ、信号、電源の接続を一体化した、次世代自動車アーキテクチャに最適な、MX-DaSH データ/信号ハイブリッドコネクター製品ポートフォリオを発表
Digital PR Platform / 2024年5月9日 10時0分
「MX-DaSH製品ポートフォリオ全体としては、電源と高速データ伝送を単体のコネクターシステムに統合することでサイズやスペース、コストや人件費の大幅な節約が達成できる等、車載エレクトロニクスとその設計に対する従来のイメージを一新するものとなっていると言えます」と、今回の新製品導入を担当するモレックスのトランスポーテーション・イノベーション・ソリューション (TIS) ディレクター、グレッグ・エヴァリー (Greg Everly) は述べています。「今回我々は、タイプの異なる複数の端子を上手くひとつのコネクターにまとめることを目的に開発を進めてきました。本製品の提供開始により、今後のゾーナルアーキテクチャ開発やワイヤーハーネス簡略化に求められる、設計自由度と柔軟性の大幅な向上が実現すると考えています」(同)。
革新的な自動車設計で最適化を実現
MX-DaSHコネクターは、防水および非防水タイプを提供し、環境および設計に関して様々な条件が要求される次世代自動車に適したアーキテクチャの最適化に寄与します。電源と信号用の端子サイズは0.50、0.64、1.20、1.50、2.80、4.80mmから選択、高速データ伝送はFAKRA Mini (HFM®) モジュールに対応可能。
また、このMX-DaSH電線対電線用コネクターは、業界トップクラスの安定性を誇るブレード型オス端子と独立セカンダリロックを使用した、堅牢で確実な端子嵌合を特徴としており、本製品の信頼性をさらに高めています。その他、電線対基板接続用タイプの利点としては、基本のフォームファクタやフットプリントを変更することなく多様なインターフェースに対応可能なモジュール部 (カートリッジ) を設け、個々に異なるネットワーク要件を持つデバイスとセンサーを柔軟に組み合わせた設計も可能です。
コストと複雑さの低減
今回の新たなMX-DaSH製品ファミリーを導入することで、自動車OEMやサプライヤー各社は、自動車向けの多様なアプリケーションに対応するさらにコンパクトなハイブリッド型コネクティビティへの、高まり続ける要求にも応じやすくなると考えられます。たとえば、MX-DaSHを使用することで、インストルメントパネルとボディコントロール用のハーネスに使用する電線対基板用インラインコネクターの数を、8個から2個にまで減らすことができ、並行して、銅電線の配線長を車種によっては最大で6メートル短くすることが可能になります。
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