NITEバイオテクノロジーセンター、生分解性プラスチックの海洋分解微生物20株の提供開始
Digital PR Platform / 2024年5月23日 11時0分
<海洋プラスチックごみ問題への取り組みについて(NITE)>
https://www.nite.go.jp/nbrc/industry/plastic-waste.html
<NBRC株の分譲(NITE)>
https://www.nite.go.jp/nbrc/cultures/nbrc/index.html
<今回のポイントと今後の展望>
NITEでは菌叢解析や分離した微生物の系統関係を踏まえて選抜した400以上の株について生分解性プラスチックに対する分解活性を測定し、微生物種によって各素材に対する分解活性が異なることも確認しました。
今回の実験により、これまでに明らかになっていなかった海洋での生分解性プラスチックの分解菌が特定された他、これまでに報告例のない種を含む、多くの微生物種が海洋で生分解性プラスチックの分解に関与している可能性も示唆され、新たな海洋生分解性プラスチックの開発に向けた微生物による分解機構の解明が進むことが期待されます。
現在も、NITEでは400以上の分離株について生分解性プラスチックに対する分解活性を測定しており、活性が認められた菌株について順次提供を行っていく予定です。
NITEは今後も、新たな海洋生分解性プラスチックの開発と社会実装を促進するために、菌株提供に加え、これら分解微生物のゲノム情報や酵素活性等の情報付加を行うことで、海洋における微生物による生分解性プラスチックの分解メカニズムの解明に貢献します。
※1
微生物の働きにより最終的には二酸化炭素と水に分解されるプラスチック。
※2
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「海洋生分解性プラスチックの社会実装に向けた技術開発事業」
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100168.html
※3
NITE「日本沿岸での生分解性プラスチック浸漬試験から得られた微生物」
https://www.nite.go.jp/nbrc/industry/plastic-waste/immersion-test/biodegrading-bacteria.html
■独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)バイオテクノロジーセンター(NBRC)とは
NBRCは、9万株以上の微生物を中心とした生物資源及びそれらに関わるデータの提供を行っています。
国内外の多様な微生物を収集・保存するとともに、有用微生物の活用技術や安全・取り扱い情報等を広く社会に提供することで、バイオ産業の発展に貢献しています。
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