BASF、SABIC、Lindeの3社、世界初の大規模電気加熱式スチームクラッカーの稼働開始を発表
Digital PR Platform / 2024年5月13日 15時0分
新炉技術の開発支援のため、本プロジェクトは、ドイツ連邦経済・気候保護省の「産業界の脱炭素化」資金援助プログラムにより、1,480万ユーロの助成金を受けました。このプログラムは、ドイツ国内のエネルギー集約型産業がカーボンニュートラルを達成するための取り組みを支援するものです。
BASF取締役会会長(2024年4月25日付で退任)であるDr. マーティン・ブルーダーミュラーは、次のように述べています。
「電気式スチームクラッカーの開発により、私たちは化学産業における温室効果ガス排出の大幅削減に貢献する重要な技術を手にすることになります。私たちのパートナーであるSABICおよびLindeとともに、このような成功を収めることができ、誇りと喜びでいっぱいです。ここルートヴィッヒスハーフェンの実証プラントは、この技術の産業応用に向けた最終段階において、貴重な知見を提供してくれるでしょう」。
SABICのCEOであるアブドラフマン・アルファジ氏は次のように述べています。
「この電気炉技術は、世界の石油化学産業のサステナビリティに対して非常に大きな可能性を秘めており、再生可能な電力が、より高効率で低排出の化学処理に果たす役割を実証することができます。SABIC、BASF、Lindeの各チームは、緊密な連携、チームワーク、知的財産の開発、最善の技術的ソリューションの総合的な推進を通じて、このプロジェクトを重要な段階へと導きました。今日、循環型経済に向けた私たちの旅路における協業の力を称えるために、共にこの場にいられることを誇りに思います。」
Linde EngineeringのCEOであるユルゲン・ノヴィッキ氏は、次のように述べています。
「石油化学産業の電化と、持続可能な発電によるスチームクラッカーの運転が可能であることを実証することが、私たちの共通の目標です。このすばらしい共同プロジェクトは、CO2排出量ネットゼロと気候変動に配慮した産業への道のりを前進させる画期的なテクノロジーを、私たちが共同で開発できることを証明するものです。STARBRIDGE™テクノロジーにより、エミッションフリーの石油化学産業というビジョンに一歩近づきました。」
新技術の開発に協力する3社の知識と知的財産を結集させ、BASFがルートヴィッヒスハーフェンの実証装置を運営します。Linde は、プラントのエンジニアリング、調達、および建設を担当しました。Linde は今後、開発した技術を STARBRIDGE™ という新しい商標で商品化し、従来の火力技術に取って代わることで、石油化学産業が脱炭素化できるように取り組んでいきます。
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