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NSSOL、京大、国立がん研究センター東病院等とともに、医療機関同士のリアルワールドデータの安全・迅速な連携目指す研究を開始

Digital PR Platform / 2024年5月15日 14時44分

NSSOL、京大、国立がん研究センター東病院等とともに、医療機関同士のリアルワールドデータの安全・迅速な連携目指す研究を開始

プレスリリース

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2024年5月15日
日鉄ソリューションズ株式会社



京大、国立がん研究センター東病院等とともに、
医療機関同士のリアルワールドデータの安全・迅速な連携目指す研究を開始

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)は、厚生労働省の科学研究事業である臨床研究等ICT基盤構築・人工知能実装研究事業において、京都大学、大阪大学大学院医学系研究科医療情報学、国立がん研究センター東病院各機関委託の下、「リアルワールドデータの二次利用加速にむけた多施設データ処理方式の試行研究」の研究プロジェクト(以下「本研究」)を2023年11月より開始しました。本研究を通じて、国内の臨床研究におけるデータ取り扱いの効率化と堅牢性向上を目指してまいります。

国内の医療機関において日々記録・収集される患者の医療情報(リアルワールドデータ、以下「RWD」)は、現在新薬開発や治療法の確立において重要な役割を果たしています。特に、患者数・症例の少ない希少疾患用医薬品等を迅速に開発するにあたってRWDの活用が不可欠となっています。一方で、医療情報は個人の機微情報にもあたるため、各医療機関内で厳重に管理されており、開発に必要となる情報連携にも膨大な工数とコストがかかることが臨床研究における課題となっています。

NSSOLは、そうした課題の解決に向け、本研究を通じて、医療機関及び研究機関におけるRWDの抽出・共有を効率化する新しいシステム導入の実現性を検証します。
具体的には、「Personal Health Train」(※1)と呼ばれる技術を活用し、データ提供者とデータ分析者間において、データを直接やり取りすることなく解析結果を得られる仕組みを確立します。この仕組みによって、大規模なデータセットを効率的に処理することで、臨床研究のアジリティ向上に寄与し、ひいてはRWDの利活用加速化が期待できます。さらに、データ抽出や受け渡しに係る工数の削減やデータ漏洩リスクの軽減にも貢献できると考えています。

NSSOLは、これまでもヘルスケアデータをはじめとしたプライバシー情報の安全な活用に向けたデータ匿名化/データ加工の研究開発を進めています。また、医療機関や製薬会社におけるデータ利活用支援の豊富な実績も有しており、それらの経験から蓄積された知見をもとに本研究を進めてまいります(※2)。

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