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【東芝エネルギーシステムズ】韓国・延世大学校医療院に納入した重粒子線治療装置における回転ガントリーでの治療開始について

Digital PR Platform / 2024年5月28日 17時14分

写真

2024-5-28
東芝エネルギーシステムズ株式会社


韓国・延世大学校医療院に納入した重粒子線治療装置における回転ガントリーでの治療開始について

 当社が大韓民国(以下、韓国)の大手医療企業DKメディカルソリューションとコンソーシアムを組み、延世大学校医療院(Yonsei University Health System、以下、延世大学)に納入した重粒子線治療注1装置による回転ガントリー注2式治療室2室のうち、1室の治療が本日開始されました。当社が納入した回転ガントリー装置では初の海外における治療開始となります。

 当社が納入した装置は、固定ポート式の治療室が1室と回転ガントリー式の治療室が2室で構成される重粒子線治療装置で、昨年4月に固定ポート式治療室での治療が開始されました。
 本装置は、国立大学法人山形大学に納入したモデルと同様に、省エネルギー、省スペース・小型化、イージーオペレーション(運転・管理の容易化)、廃棄物低減注3などの特長を有しています。また、当社の最新技術を駆使することで、高速スキャニング照射や呼吸同期照射も実現しております。2021年から据え付けを開始し、調整作業を経て、本日の治療開始を迎えました。回転ガントリーのもう1室の稼働は、今年末を予定しています。
 
 当社は、今後も重粒子線治療装置の普及を目指して、国内外で積極的な受注活動を展開し、質の高いがん治療の実現に貢献してまいります。

注1:炭素イオンを光の速さの約70%まで加速して炭素イオン線(=重粒子線)とし、がん腫瘍に対して体の外から照射する外部放射線治療の一種。重粒子線は体内で広がりにくく、がん腫瘍にピンポイントで集中させることができるため、周囲の正常な細胞を傷つけにくい。加えて他の放射線に比べて「がん細胞の遺伝子」を破壊する能力が高いという特長がある。患者の身体的負担が少なく早期の社会復帰を可能とする治療方法と言われている。

注2:照射角度を360度自由に設定できるため、患者は楽な姿勢のままで最適な角度から”がん腫瘍”を狙える。また、重粒子線の低散乱特性とスキャニング照射技術と組み合わせることにより中枢神経や保護臓器を避けて、がん腫瘍への線量集中性をさらに高めることが可能。

注3:従来方式で必要とされていた補償フィルターや患者コリメータを必要としないため、治療期間の短縮と放射化廃棄物の低減を両立できる。


関連写真



[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1398/88945/600_450_2024052817025966558fb3a5395.jpg



回転ガントリー式治療室

*東芝エネルギーシステムズ株式会社は株式会社東芝の100%子会社です。


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