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DX推進指標の自己診断結果4047件を分析したレポートを公開

Digital PR Platform / 2024年5月30日 11時6分

表2. 全企業における現在値の平均が高い上位5指標と、低い下位5指標


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・中小企業と大企業の比較

中小企業と大企業の比較では、中小企業における現在値の平均は1.14であり、大企業における現在値の平均2.11よりも約1ポイントの差があり、中小企業は相対的に成熟度レベルが低いことがわかりました(表3)。特に、経営の在り方や仕組みに関する指標である「経営視点指標」の方がITシステム構築に関する指標である「IT 視点指標」よりも差が大きく出ています。DXを実現するIT関連の取り組みは中小企業でも進められているものの、DX推進のための経営の在り方を変革する取り組みがいまだ進んでいない、もしくは現在進んでいる最中と考えられます。

表3 中小企業と大企業の現在値と目標値の平均



[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2314/89010/700_139_202405291644336656dce16a5d9.png




・過去に提出がある企業とない企業の比較
過去に提出がある企業とない企業の比較では、過去に提出がある企業の全指標の現在値の平均は 2.22であり、過去に提出がなく2023年に初めて回答した企業は1.16と、1ポイント以上の差がありました(表4)。さらに2 年連続、3 年連続で提出した企業の分析結果からは、年を経るごとに全ての指標が向上していることが分かりました。このことから、DX推進指標を用いて現状や課題を定期的に把握・共有するなどの取り組みを継続的に実施することが、成熟度の向上につながると考えられます。

表4 過去に提出がある企業と過去に提出がない企業の現在値の平均と目標値の平均

[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2314/89010/700_148_202405291643316656dca3ac01c.png


IPAはDX 推進指標による自己診断がより多くの企業に活用されることを期待し、今後も本レポートを通じて継続的な観測と分析を行い、適切なDX推進政策の構築につなげていきます。

本レポートでは、全企業における経年変化をはじめ、2023年単年の全企業、中小企業、企業規模別、先行企業、DX認定企業、過去に提出がある企業の分析結果をまとめています。本レポートはIPAのウェブサイトからダウンロードが可能です。https://www.ipa.go.jp/digital/dx-suishin/bunseki2023.html

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