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学校法人北星学園が北海道被爆者協会から「北海道ノーモア・ヒバクシャ会館」および展示資料等の譲渡を受入れ ― 開館時から交流のある原爆資料展示館、協会の25年解散に伴う決定

Digital PR Platform / 2024年5月31日 8時5分



学校法人北星学園(札幌市厚別区)は、一般社団法人北海道被爆者協会(札幌市白石区)から「北海道ノーモア・ヒバクシャ会館」及び展示資料等の譲渡受入れを決定した。全国で3番目、民間では初の原爆資料展示館として1991年に落成した同会館には、被爆者が寄贈した遺品などが展示されている。受入れ時期は、協会が解散する2025年3月31日以降の予定。




【北海道被爆者協会と北海道ノーモア・ヒバクシャ会館】
 北海道には、広島や長崎で被爆後に北海道に移住した、あるいは北海道出身で広島に駐屯していたなどの経緯が考えられる、数多くの被爆者がいた。
 1954年のビキニ事件を発端に原水爆禁止運動が広がり、北海道でも被爆者救援、原子兵器反対の運動が開始。各地に被爆者の組織もつくられ、1960年に北海道被団協(現・北海道被爆者協会)が結成された。

 同協会は「被爆者が気兼ねなく話せる、いこいの家がほしい」との声が広がったことから、「北海道ノーモア・ヒバクシャ会館」の建設運動を開始。全国で3番目、民間では初めての原爆資料展示館として、1991年12月23日に落成した。開館当時から北星学園とのつながりが強く、当時の北星男子高等学校(現:北星学園大学附属高等学校)等の教員が開館に尽力したという。
 しかし、近年は会員の高齢化が進み、協会の活動は困難になってきていた。

【北星学園への譲渡】
 そこで、北海道被爆者協会は2022年10月、交流のある北星学園に会館の譲渡を打診。同学園は検討を進めてきたが、今年5月に協会の解散が決まったことを受け、5月28日の学園理事会において「北海道被爆者協会からのヒバクシャ会館及び展示資料等の譲渡を受入れ」を決定した。なお、受入れ時期は、同協会が解散する2025年3月31日以降を予定している。

 キリスト教主義教育を基礎にする同学園各校では、「平和教育」に取組んでいる。学園の中長期計画でも、中高大を通しての北星学園「平和学」を追求することとしており、このたびの譲渡受入れもその取組みの一環となっている。

(参考)
●北星学園の平和教育について
 キリスト教主義教育をその基礎に置く北星学園は、隣人への愛と奉仕によりこの社会に平和を実現する行為を尊ぶとともに、人間の罪の問題も深く問わねばならない、ということをその教育の姿勢としている。
 その姿勢を戦後50年という、節目の年に明確に表したいという強い祈りと願い、そして新しい時代の平和を創る学園としての出発をするために、1995年に「平和宣言」を発表。2004年には未来に生きる生徒・学生を戦場に送らないためとして声明文を公表し、そのなかでマタイによる福音書第5章9節「平和を実現する人々は、幸いである。」を引用している。2022年3月28日にはロシア政府によるウクライナ侵攻に関する声明を発表した。
 https://houjin.hokusei.ac.jp/education/
 

●北海道被爆者協会 北海道ノーモア・ヒバクシャ会館
・所在地:札幌市白石区平和通17丁目北6-7
・URL: https://h-nomore-hibakusha.org/
 

▼本件に関する問い合わせ先

●学校法人北星学園 企画広報課
 TEL:011-891-2731

【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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