AnsysとSchrödinger社の協業により、これまでにないマルチスケールシミュレーションで材料開発を加速

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【上図】AnsysとSchrödinger社が統合化材料設計ソリューションで協業

Schrödinger社の材料科学担当シニアバイスプレジデントであるMathew Halls氏は、次のように述べています。
「次世代材料の設計は分子レベルから始まります。Ansysとの協業は、材料探索に劇的かつ必要不可欠な加速をもたらし、その応用の理解に大きな影響を与えます。物理的な試験を実施する前に適切な材料情報をお客様に提供することで、コストを大幅に削減し、プロジェクトのスケジュールを短縮できます」

例えば、ある材料が力を受けたときにどのような挙動を示すかを評価する場合、エンジニアは、永久的に変化したり壊れたりする前に、その材料がどの程度伸びることができるか、どの程度の力に耐えることができるかを知る必要があります。Schrödinger社のプラットフォームでは、これらの特性を仮想的にテストして応力係数に対する反応を調べることができ、結果はAnsysの材料情報データベースに保存して管理することができます。そこから、材料データをAnsysの構造シミュレーションのワークフローに適用し、材料の挙動を観察することができます。

AnsysのSenior Vice President of ProductsであるShane Emswilerは、次のように述べています。
「製品開発に適切な材料を使用することは、意図した用途を成功させるために極めて重要です。しかし、新しい材料のテストと検証には最大で20年かかることもあります。その場合、お客様が開発できる製品の種類は現在の選択によって阻まれるか、最悪の場合、最適な材料が存在しないことになります。AnsysはSchrödinger社と協力することで、さまざまな用途でより優れた性能と寿命を発揮する新しい材料の発見を加速させ、お客様がイノベーションの最先端で活躍できるようにします」



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※本プレスリリースは、米Ansys Inc.が2024年5月7日(現地時間)に発表したリリースの抄訳です。原文は、https://www.ansys.com/news-center/press-releases/5-7-24-ansys-schrodinger-materials-development
をご参照ください。