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大阪大学が生成AIサービスを全学事務部門に導入、業務の効率化・高度化を実現へ ― 生成AIサービスを国立大学法人最大級の規模で利活用

Digital PR Platform / 2024年6月3日 14時5分

■安全性を確保した独自システムの構築
【ポイント】
・投入されたプロンプトのデータは、閉域の大阪大学専用サーバ内で管理
・Microsoft365の Microsoft Entra IDと多要素認証(MFA)による認証連携でアカウント管理
・採用者の利用開始・退職者の利用停止なども Microsoft Entra IDと連携して自動的に処理
・利用者ごとにトークン利用量を把握して利用状況を可視化・分析

① セキュアな環境で先進的技術を活用
 大阪大学は、SISとともに安全性の確保と持続可能な運用の両立を目指し、システムの構築を行いました。「Knowledge Stack」は、プロンプトに投入されたデータは国内の閉域サーバ内で管理される仕組みであるほか、LLMの学習に使われることもありません。Azure OpenAIのコンテンツフィルターを活用して、差別・性的・暴力・自傷行為などのカテゴリーをフィルタリングする機能も有効にしています。さらに、大阪大学が管理する Microsoft365の Microsoft Entra IDと多要素認証(MFA)による認証連携を行うなど、情報セキュリティに最大限の配慮がなされた設計としています。これにより、事務職員が安心して生成AIを活用できる環境を組織として提供できることとなりました。
 また、生成AIの利用方法・機密情報の取り扱いに関する注意事項等を普段利用するチャット画面からいつでも簡単に参照できるようにしています。

② 柔軟かつ豊富な管理機能を実装
 アカウントについては、大阪大学が管理する Microsoft365の Microsoft Entra ID側の制御と自動連携するため、「Knowledge Stack」側で別途管理する必要がありません。また、採用者の利用開始・退職者の利用停止なども Microsoft Entra IDと連携して自動的に処理されるため、管理コスト削減と運用上のセキュリティ向上の双方を実現しました。
 さらに、利用者ごとにトークン利用量を把握して利用状況を可視化・分析できるほか、一定の利用量を超過した利用者に対して利用制限をかける機能を備えており、管理者がランニングコストを柔軟にコントロールできるという特長があります。

③ SISと「Knowledge Stack」について
 「Knowledge Stack」は、わかりやすいユーザインタフェースに加えて、大阪大学専用の閉塞域環境で安心・安全に利活用できるほか、費用面においても、ユーザ単位ではなく全体の利用量に基づいた料金設定や、利用状況を可視化、分析できるなどの豊富な管理者向け機能を備えており、効率的なコスト管理が実現できるような製品設計となっています。
 「Knowledge Stack」はナレッジ活用ソリューションとして、文書検索システムとの連携(RAG機能)等が拡充される予定であり、ニーズの変化に応じたシステムの充実を図ってまいります。


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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