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NTTグループのAIガバナンス規程類の制定、およびAIガバナンスの推進体制について ~お客様が安心して利用できるAIの提供に向けたCo-CAIO、AIガバナンス室の新設~

Digital PR Platform / 2024年6月7日 13時5分

 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)は、急速に社会に浸透するAIをグループ各社が活用する基本的な方針として、新たに「NTTグループAI憲章」等の規程類を制定いたしました。本規程類に基づきグループ一体となってAIリスクマネジメントに取り組むとともに、AIに関する最高責任者のCo-Chief Artificial Intelligence Officer(以下Co-CAIO)を配置し、AIガバナンスを推進するためAIガバナンス室を新設します。

■背景
 AI(人工知能)は、ディープラーニングに代表される技術革新により、急速に社会に浸透し、人間が意識しないうちに無数のAIが大小様々な課題を日々解決しています。一方、AIの利用が思わぬ差別や不当な行動制約や誘導をまねくことが危惧されています。また、AIの挙動と影響の大部分は未知数であり、期待と同時に不安も高まっており、国際社会からAIリスクへの対応とガバナンスの強化が期待されています。この不安を払拭し、AIの競争力強化と安全性確保を一体的に推進するために、その活用や研究開発に関わる企業であるNTTグループおよびその社員、技術者が常に意識し、心がけておくべき基本的な方針が必要となります。

■NTTグループのAIリスクマネジメント
 AI を業務に利用する当社グループ内の組織は、AI の利用に伴う法令違反、契約違反、社会的・倫理的批判等に関するリスクを管理することが重要となります。リスクマネジメントの手法には、広島AIプロセスをはじめ国際社会で広く採用されているリスクベース・アプローチを採用します。

AIリスクの定義
 AIの不適切な利用による社会的批判を受けるリスクや法令違反による制裁金リスクなど、NTTグループのAI利用に伴うリスクを、ユースケースごとに「禁止レベル」「ハイリスク」「限定的リスク」に分類し、グループ内で統一します。

AIリスクの評価
 上記のAIリスク定義に基づき、AI プロジェクトマネージャと所属会社のAI リスクマネジメント責任者がリスク評価を2重に行うことで、評価の精度を担保します。

AIリスクの対応
 禁止レベルと評価されたAIプロジェクトは、AI利用方法を大きく見直します。禁止レベル以外の評価については、各社のAIリスクマネジメント責任者がプロジェクトのリスク低減をフォローし、リスクに応じた適切な対処を行い、プロジェクトを推進します。

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