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日本製鉄 カタール国/ブルーアンモニア製造プラント建設プロジェクトに使用されるCCS向けで高合金シームレス油井管受注とグリーンスチール「NSCarbolex Neutral」の採用が決定

Digital PR Platform / 2024年6月14日 11時10分

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日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は住友商事株式会社(以下、住友商事)と共同で、カタール国営石油会社QatarEnergy(本社:カタール国、以下「カタールエナジー」)が、カタール国/メサイード地域にて主導するブルーアンモニア(注1)製造プラント建設プロジェクト(通称:Ammonia 7)向けのCCS(注2)プロジェクト向けに、日本製鉄が製造する高合金シームレス油井管を受注し、このたび初品を出荷しました。
このプロジェクトでは、日本製鉄が提供するマスバランス方式を適用したグリーンスチール(注3)(以下、グリーンスチール)「NSCarbolex® Neutral(エヌエスカーボレックス ニュートラル)」(注4)が採用されます。

本件は中東地域向け大型CCS 案件向けとしては初の高合金シームレス油井管及びNSCarbolexNeutral の受注案件となります。

カタールは、豊富な天然ガス埋蔵量を誇り、LNG 輸出量では世界シェアの約3 割を占める天然ガス産出国で、トランジションエナジーとしての天然ガス供給を行いながら、脱炭素に向けたアンモニア製造やCCS プロジェクトにも取り組んでいます。カタールエナジーが進めるブルーアンモニア製造プラント建設プロジェクトは、カタール屈指の工業地域であるメサイード地域から排出されたメタンガスからCO2 を分離、地中に貯留した上で、アンモニアを生産します。同プラントは年産120 万トンで2026 年に稼働開始を計画している、世界最大級のアンモニア製造プラントとなります。

地中に圧入されるCO2 には各種不純物が混ざっており、油井管の腐食性が高まります。日本製鉄の高合金油井管は、これまで過酷な石油・ガス開発の環境において優れた耐腐食性を示しており、近年では従来の油田・ガス田に加えて、他地域でのCCS 等の脱炭素、新エネルギーの分野でも採用されています。

日本製鉄は、2050 年カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みの一環として、鉄鋼製造プロセスにおけるCO2 排出削減量を割り当てた鉄鋼製品NSCarbolex Neutral と社会におけるCO2 排出量削減に寄与する高機能製品・ソリューション技術「NSCarbolex Solution(注5)」の2 つの価値を提供することを通じて、お客様の脱炭素化・競争力向上、ひいてはカーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

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