手術支援ロボットの最新機種ダビンチSPによる国内初の「乳頭乳輪温存乳房全摘出術」を施行
Digital PR Platform / 2024年7月5日 14時15分
乳頭と乳輪を残し、より自然な乳房再建が可能に
今回の手術では、脇の下を3㎝ほど切開してダビンチSPのカメラ(内視鏡)や専用鉗子を挿入し、乳頭と乳輪を残したままでがん病巣と乳腺をすべて摘出しました。摘出後は、大胸筋と小胸筋の間にティッシュ・エキスパンダーと呼ばれる皮膚拡張器を挿入。ティッシュ・エキスパンダーには、少量の生理食塩水を注入し、2~4週間に1回、約半年かけてその量を増やしながら、少しずつ皮膚をのばしていくことで、左右バランスの良い自然な乳房を再建します。切開創が目立たないことに加え、乳頭乳輪は元のまま、さらに皮膚拡張器の挿入により多少の胸のふくらみを感じられるため、患者さんにとっては乳房の喪失感が非常に少ないといえます。
約半年後、両乳房のバランスが整ってきたらティッシュ・エキスパンダーを手術で取り出し、そこにシリコン型のインプラントを留置することで、再建の工程が終了します。
尚、本手術の適応は、がんステージが0期およびⅠ期で、がんの位置やタイプ、乳房の形など、さまざまな要素を検討した上で決定します。遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)に対する予防的切除にも対応可能です。
日本におけるロボット支援手術のオピニオンリーダーとして
当院は2008年、全国に先駆けてダビンチを導入して以降、その治療実績は国内トップレベルを誇ります。大学内にはダビンチ(インテュイティブサージカル社)、hinotori(メディカロイド社)、Hugo(メドトロニック社)の3メーカーのトレーニングセンターが揃い、日本のロボット支援手術の第一人者である先端ロボット・内視鏡手術学の宇山一朗教授らが全国の外科医を指導するとともに、産学連携で新しい術式の開発などにも取り組んでいます。これらの恵まれた環境を生かし、乳腺外科においても患者さんの体への負担が少ないロボット支援手術の導入を進めています。
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