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デロイト、新たなレポートを発表:アジアパシフィックの新興国においてデジタルネイティブが生成AIの導入を牽引し、利用率は先進国を30%上回る

Digital PR Platform / 2024年7月10日 11時41分

AI&Data ケイパビリティ リーダーのクリス・レウィンは、本レポートに関して次のように述べています。

「生成AIに関する取り組みは、世界中のあらゆる物事やあらゆる場所で一斉に起きています。これが最もワクワクするポイントです。インドネシアやインドのクライアントが直面していた課題が、イタリアやアイルランドのチームの課題とほとんど同じであった、ということを私たちはこの12カ月間で目にしてきました。1つ明確になったことがあります。AIの急速な導入が仕事を奪うことにはならず、逆に、AIに順応できなかった企業こそがAIの影響を受けることになる、ということです。こういった企業の従業員は、AIアプリケーションを利用して時代にあった未来の働き方に変革していけるライバル企業に魅力を感じるようになります。特に社会人になって間もない人材にその傾向が強くなるでしょう」

「導火線が短く、衝撃が大きい」シナリオ
アジアパシフィックにおける生成AIの影響をさらに詳しく説明するために、Deloitte Access Economicsは18の業界について、生成AIのインパクト(「衝撃」)と、それぞれの業界が影響を受けるまでの期間(「導火線」の長さ)という観点からマッピングしました。さまざまな業界の中で5兆米ドル相当の経済活動が「導火線が短く、衝撃が大きい」シナリオに該当すると試算されています。
インパクトが大きいのは金融、情報通信技術(ICT)とメディア、プロフェッショナルサービス、教育の4つの業界で、アジアパシフィック全体で平均するとこの4業界で経済の5分の1を占めます。プロフェッショナルサービス、金融、ICTといったインパクトの大きい業界に向けて経済活動がシフトしていく国もあることから、この割合は今後増加していくと考えられます。また、生成AIを利用している学生の40%がこの4つの業界のいずれかでキャリアをスタートさせたいと考えているため、トランスフォーメーションも加速することになるでしょう。

企業による生成AI導入に向けた3つの重要なアクション
生成AIの拡大を受けて、急速に変化する環境に対応するために企業経営者も従業員も戦略的に考え、積極的に動く必要があります。本レポートの調査結果の分析に基づくと、大きなインパクトのある次のアクションが企業には求められています。

従業員による生成AIの習得につながる生成AI戦略を策定し、実行する
従業員自らがAIの学びを進められるよう後押しする
生成AIを取り込むために、必要に応じてデータインフラを反復的に開発する

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