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独自のタイヤ設計基盤技術をさらに高度化

Digital PR Platform / 2024年7月16日 14時5分

独自のタイヤ設計基盤技術をさらに高度化

TOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市、社長:清水隆史)は、独自の高効率・高精度タイヤ設計プラットフォーム「T-MODE(ティーモード)」において、第7世代HPCシステム(High-Performance Computing system)※1を新たに採用し、より高性能なタイヤをよりスピーディーに開発する商品開発基盤を整えましたのでお知らせいたします。
※1)ヒューレット・パッカード エンタープライズ 社製



[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2644/91666/700_474_202407161138026695dd0a1f900.jpg


当社はスーパーコンピューターをタイヤづくりのコアリソースとして位置づけ、導入した40年前から常にそのスペックアップを続けています。また、これに用いる、タイヤの構造解析用ソフトウェアは独自に開発しています。タイヤの構造、そして車両の挙動双方をシミュレーションし、市場で求められる商品をより科学的に追求し、その最適化を図ってきました。去る2019年には、CAE※2による従来のタイヤ設計基盤技術にAI技術を用いた設計支援技術を組み込み、新型「T-MODE」として進化させました。

現在、EVの普及拡大をはじめ、自動運転技術、そしてSDV※3戦略など、次世代モビリティに関わる技術革新が次々と社会実装フェーズへと進展を続けています。各車両におけるタイヤには、その進化を支える性能や機能をスピーディーに実現していくことが求められており、今後、さらなる設計の高精度化・高速化が重要なカギを握ります。
※2)Computer Aided Engineeringの略。コンピューター支援技術。
※3)Software Defined Vehicleの略。ソフトウェアをアップデートすることでモビリティとしての機能を最新化できる自動車。


今回、最新HPCシステムの導入を機に現行T-MODEのソフトウェアの最適化を進めたことにより、従前まで要していた設計者が利用する大規模シミュレーションの計算時間を最大2分の1以下に短縮し、さらに、シミュレーションデータの蓄積が加速することにより、タイヤの構造、形状、パターンといった設計仕様を性能値から導き出すディープラーニングモデルの「逆問題」の予測精度向上も期待できるなど、より次世代技術の実現に向けた対応体制をさらに充実、高度化しました。

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