ジョンソンコントロールズ、住宅および小規模商業施設向けのHVAC事業を売却
Digital PR Platform / 2024年7月24日 11時2分
商業ビル向けの総合ソリューション・プロバイダーへの事業転換を推進
人と地球に優しいスマートな建物を実現するビルソリューションプロバイダー、ジョンソンコントロールズインターナショナル(ニューヨーク証券取引所略号:JCI、以下:ジョンソンコントロールズ)は本日、住宅および小規模商業施設(R&LC)向けのHVAC事業をボッシュ・グループ(以下:ボッシュ)に全額現金取引で売却することで正式合意に達したことを発表しました。本取引には、北米ダクト事業と、ジョンソンコントロールズが60%、株式会社日立製作所の子会社である日立グローバルライフソリューションズ株式会社(以下:日立GLS) が40%を出資する住宅向けの合弁事業ジョンソンコントロールズ日立空調(以下:JCH)が含まれます。取引総額は81億米ドルと評価されており、うちジョンソンコントロールズの対価は約67億米ドルです。また本取引の一環として、日立GLSはJCHの清水事業所のダクトレスHVAC事業の一部を保有します。
本取引完了後、ジョンソンコントロールズのポートフォリオは、商業ビル向けに包括的なソリューションを提供するという当社の目標に則り、戦略的フォーカスを強化し、大幅に簡素化されます。ジョンソンコントロールズは、OpenBlueデジタルプラットフォームや、その他サービスやデジタル製品を通じ、商業ビルの運用効率を向上させ、コストを削減、顧客にユニークな価値を提供します。本取引は、当社が以前発表した非中核製品ラインの戦略的な見直しにおいて重要な部分を占めています。
ジョンソンコントロールズの会長兼最高経営責任者のジョージ・オリバーは「当社は重要な節目を迎えました。本取引は、変革を加速させ、よりシンプルで成長力の高い企業としてのジョンソンコントロールズの地位を強化するものです。ジョンソンコントロールズは、急拡大が続くデータセンター市場の需要や、その他主要なマクロ経済の追い風に乗り、すでにこれまで進めてきた変革の成果をあげており、お客様に優れた価値を提供しています。株主の皆様においても長期的な価値を提供すべく、さらなる成長段階に向け、優位性を確立していると確信しています」と述べています。
ジョンソンコントロールズのR&LC HVAC事業は、住宅および小規模商業施設向けに、ダクトおよびダクトレスHVAC機器と部品を世界中で設計・製造しています。2023年度のR&LC HVAC事業の連結売上高は約45億米ドルでした。同事業は取引完了後も、YorkおよびHITACHI、Coleman、Champion、Luxaire、Guardian、Evcon、TempMasterなどのブランドを引き続き提供します。
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