1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

【ニュースレター】ライダーの直観的な認知を実現する「感覚拡張HMI」

Digital PR Platform / 2024年7月30日 15時0分


シミュレーターを用いた「感覚拡張HMI」の研究。車両後方の交通状態などを聴覚によって直観的に認知する。
 
ユーザーの気持ちに乗り移るUI/UXデザイン
 「感覚拡張HMI」を事例に、渡辺さんの仕事についてもう一歩踏み込んで解説してもらいました。
 「感覚拡張HMIには、人間工学や認知心理学といった学術的な背景があります。ただ、それだけでは学問の領域にとどまってしまいますので、その知見を各種の課題解決に役立たせるには、社会やユーザーの目線をもってモノや技術やサービスに落とし込む必要があります。そのためにも、ユーザーの気持ちに乗り移り、情緒的かつ感覚的にUI/UXをデザインする存在が必要になるというわけです」
 たとえば高速道路をオートバイで走り、車線変更しようとするシーン。速度によって変化する視界や周囲のクルマの動き、さらには爽快感や不安感といったライダーの感情までを想像する。そして、その想像と人間の耳の構造や認知の仕組みといった学術的な知見を組み合わせ、「視るより楽に車両後方の様子がわかる技術」としてデザインしたことが、「感覚拡張HMI」におけるHMIデザインというわけです。
 特許を取得し、実装に向けたテストも計画されているこの技術。「これからのモビリティの在り方を変えるポテンシャルを秘めている」と、社内各部門のエンジニアたちからも大きな期待を集めています。
 

[画像3]https://digitalpr.jp/simg/1620/92460/600_338_2024072914103666a7244cd21c7.jpg

感覚拡張HMIは、ヘルメットに内蔵されたスピーカーが発する音で後方の気配を感じ取る。
サウンドを発するスピーカーの位置によって、車間距離や方向を把握する。
また、ヘルメットだけでなく、ウェアラブルデバイスや立体音響などさまざまなな手段に対応しており、
二輪車以外のモビリティにも適用可能。

 
■ヤマハ発動機の「人間研究」
https://global.yamaha-motor.com/jp/design_technology/human_subjects_research/

■広報担当者より
渡辺さんは、当社テストコースを走行するための社内ライセンスを持つ稀有なデザイン人材です。その取得は非常にハードルが高く、所有者の多くは走行実験部門のライダーです。「もちろん簡単ではありませんでしたが、どんなデザインにもユーザーの気持ちに乗り移る必要があります。自分の体験によって、そこを先に取りにいくために苦労して取得しました」とのこと。「感覚拡張HMI」にも、ライダーとしての渡辺さんの引き出しがさまざまな面で活かされているはずです。


本件に関するお問合わせ先
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
本社:0538-32-1145 / 東京:03-5220-7211


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください