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【名城大学】世界初 液相法での単層カーボンナノチューブ合成に成功~単層カーボンナノチューブの安価かつ大量合成の可能性を拓く~

Digital PR Platform / 2024年8月1日 14時5分


【今後の展開】
 簡便な装置のみを用いた液相合成法により、結晶性の良好な単層カーボンナノチューブを生成できることが明らかになりました。今後、触媒金属種や合成に用いる炭素原料液体の種類を工夫することで、液相合成法による単層カーボンナノチューブの大量合成を安価に実現できる可能性が高まります。




【用語の解説】
(*1)単層カーボンナノチューブ(Single-Walled Carbon Nanotube :SWCNT)
カーボンナノチューブ(CNT)は炭素原子のみから成る円筒状の物質ですが、特に1層から成るものを単層カーボンナノチューブと呼びます。直径は1~数ナノメートル程度でナノ材料の代表的な物質です。非常に高い導電性・熱伝導性をもち、構造(カイラリティ・直径)により金属にも半導体にも成るため、次世代のエレクトロニクス材料として期待されています。
(*2)化学気相成長(CVD)法
粒径数ナノメートルの金属触媒粒子を炭素原料ガスと高温で反応させ、カーボンナノチューブを合成する手法。
(*3)液相合成法
エタノールなどの有機溶媒中で触媒を加熱することによりカーボンナノチューブを得る手法。


【論文タイトルと著者】
タイトル:Liquid-phase synthesis of single-walled carbon nanotubes using Co and Ir nanoparticle catalysts
著  者:Takahiro Maruyama, Karin Nakami, Moeri Sugiyama, Shinya Mizuno, Kamal Prasad Sharma, Takahiro Saida
掲 載 誌:Journal of Nanoparticle Research 
DOI: https://doi.org/10.1007/s11051-024-06047-7


【研究プロジェクト】
・名城大学ナノマテリアル研究センター
・文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)
JPMXP1223MS1018(分子科学研究所)「カーボンナノチューブの生成メカニズムの解明」




【お問い合わせ先】
名城大学 理工学部 教授 丸山隆浩
TEL:052-838-2386
E-mail:takamaru@meijo-u.ac.jp

▼本件に関する問い合わせ先
名城大学渉外部広報課
住所:愛知県名古屋市天白区塩釜口1-501
TEL:052-838-2006
FAX:052-833-9494
メール:koho@ccml.meijo-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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