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ネットワンシステムズ、自社LLMシステム「NELMO」を運用開始

Digital PR Platform / 2024年8月2日 13時0分

■「NELMO」の主な機能について

Virtual Agent(社内技術Q&A支援)機能

 当社では、エンジニアから技術に関する質問を受け付け、これまで社内で蓄積したナレッジから回答し、該当する回答がなければメーカーへ問い合わせるなどのやり取りが、年間数千件発生しており、質問者、回答者ともに非常に多くの工数が掛かっていました。
 そのため、エンジニアにとって多くの工数が割かれているこの社内技術Q&A業務を、Virtual Agent(質問に基づいて回答や指示を提供する機能)で自動化しました。
問い合わせ数が多いメーカー1社から実装を開始し、この機能を既存業務フローに組み入れました。これにより、問い合わせのために別システムにアクセスするという手間を減らし、かつ利用者が生成AIを意識することなく、従来の業務の中で自然に利用できるようにしました。この開発により、一部業務についてはエンジニアの工数を約22%削減することができました。



[画像1]https://digitalpr.jp/simg/173/92806/700_690_2024080211052666ac3ee6771fd.png




議事録生成機能

 Web会議などの録画データをアップロードすることで、文字起こし、要約、結論、課題などを出力します。従来、人が作成する際には1時間ほどかかっていましたが、本機能を利用することにより、1分程度で出力できるため、大幅な工数削減が実現されています。議事録生成機能は営業、技術、事務職など、職種に関係なく利用できる汎用機能であり、毎日約30件の議事録が本機能を利用して作成されており、多くの利用者の生産性向上に役立っています。

■今後の展望
 今後も「NELMO」開発は継続し、適用する業務範囲を拡大することで更なる生産性向上に繋げていきます。今回開発したVirtual Agent(社内技術Q&A支援)機能は、今後、対応メーカーを増やすことで、工数削減効果を最終的には50%にすることを目指す他、2024年度中には保守サービスにも「NELMO」を活用し、過去の社内技術Q&Aナレッジ、メーカーのBug情報等から、生成AIによる切り分けの迅速化、品質向上に繋げます。
 さらに、ますます社会基盤としての重要性が高まる、ネットワークインフラの自律化、省人化、運用高度化において、当社の知見をもとに、ネットワーク設計等の提案書や設計書のドキュメント生成、機器コンフィグの生成および IaC( Infrastructure as Code)と連動する自動検証・デプロイなど、ネットワーク運用フェーズにおいても「NELMO」を活用していく予定です。

※1 RAG(Retrieval-Augmented Generation)
  検索拡張生成の略称で、生成AIに独自の情報や専門的な情報を付与し、その情報を基に精度の高い回答をさせる技術です。
※2 プロンプトエンジニアリング
  生成AIに対して、質問や指示(プロンプト)を与え、AIの役割を明確にする技術です。

ネットワンシステムズ株式会社について
ネットワンシステムズ株式会社は、優れた技術力と価値を見極める能力を持ち合わせる ICT の目利き集団として、その利活用を通じ、社会価値と経済価値を創出するサービスを提供することで持続可能な社会への貢献に取り組む企業です。常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、自社内で実践することで利活用ノウハウも併せてお届けしています。

※記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です

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