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NITE、高齢者の「除雪機」による事故防止対策報告書を公表

Digital PR Platform / 2024年8月30日 10時0分

NITE、高齢者の「除雪機」による事故防止対策報告書を公表

~高齢者の除雪機による事故を減らすためのリスク低減・防止策を提言~

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は、「除雪機の事故防止対策報告書」を公表しました。
本報告書は、高齢者の重篤な事故を防ぐために、NITEが除雪機の製品の特徴や事故の状況などを踏まえたリスクアセスメントを実施し、分析結果から導き出したリスク低減策や事故防止対策を取りまとめたものです。
2007年度から2023年度にNITEが収集した除雪機による事故情報は100件あり、そのうち死亡事故は45件、重傷事故は22件発生しています。死亡事故の件数が多い危害シナリオは「ひかれ」「巻き込まれ」「挟まれ」の事故で、重傷事故の件数が多い危害シナリオは除雪機に「手を突っ込む」事故でした。
報告書では、重篤な人的被害に至る危害シナリオである「ひかれ」「巻き込まれ」「挟まれ」「手を突っ込む」について、リスクアセスメントを実施しました。

[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2526/93796/700_197_2024082317313166c848e34e508.png

図 除雪機の「巻き込まれ」死亡事故のイメージ(左)、除雪機の「挟まれ」死亡事故のイメージ(右)

>>「除雪機の事故防止対策報告書」 https://www.nite.go.jp/jiko/report/risk/snow_throwers.html


除雪機の事故情報分析

NITEが2007年度から2023年度に収集した除雪機の事故情報は 100件です。この100件について、危害の類型を取りまとめ、危害を「ひかれ」「巻き込まれ」「挟まれ」「手を突っ込む」「火災」「CO中毒」の6シナリオに分類しました。
危害シナリオ別に人的被害を整理すると、死亡・重傷事故の件数が多いのは「ひかれ」「巻き込まれ」「手を突っ込む」「挟まれ」でした。なお、事故件数は「火災」が28件で最多ですが、死亡・重傷事故に至っておりません。



[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2526/93796/600_373_2024082317313066c848e2eca2c.png



図 危害シナリオ別の被害の割合


除雪機のリスクアセスメント

NITEが収集した除雪機の事故情報をもとに、経済産業省発行の「リスクアセスメントハンドブック」の内容に沿ってリスクアセスメントを実施しました。対象とした危害シナリオは、重篤な人的被害に至る割合が高く、事故件数も多い「ひかれ」「巻き込まれ」「挟まれ」「手を突っ込む」の4シナリオです。
以下に、デッドマンクラッチを搭載した製品において、各危害シナリオに有効な対策例を掲載します。なお、2023 年(令和 5 年)4 月 1 日以降に生産された車両重量 350kg 以上の製品で実装されている低減策については、その旨を追記しています。

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