1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

日本製鉄 US スチールの高炉一貫製鉄所への追加投資計画について

Digital PR Platform / 2024年8月29日 10時14分

日本製鉄 US スチールの高炉一貫製鉄所への追加投資計画について

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、本日、United States Steel Corporation(以下、US スチール)の買収(以下、本買収)の一環として、US スチールの高炉一貫製鉄所であるモンバレー製鉄所およびゲイリー製鉄所への追加投資計画(以下、本投資)を以下の通り公表します。

本投資はUS スチールの成長のための重要な投資であり、2 つの高炉一貫製鉄所の健全な稼働を継続させ、米国製造業への製品の安定供給に貢献するものです。本投資では2027 年以降も大規模な支出を見込んでおり、既に約束・公表している労働協約の対象設備に対する2026 年までの追加投資14 億ドルに、さらに追加されることになります。

本投資の詳細は以下の通りです。

・ モンバレー製鉄所-熱延設備の新設またはリフレッシュ等
日本製鉄は、少なくとも10 億ドルの投資を行うことで、モンバレー製鉄所の競争力を強化します。本投資により、歩留、エネルギー効率、製品品質、操業効率全体の向上等が期待されます。日本製鉄は、モンバレー製鉄所を今後何十年にわたり稼働させる計画であり、そのための投資を行うことで、将来にわたってペンシルベニア州に雇用機会をもたらします。その一環として、本買収完了後にモンバレー製鉄所の熱延設備の新設またはリフレッシュを行います。日本製鉄は、本投資を通じて、モンバレー製鉄所がUS スチールのお客様の幅広いニーズにお応えし、高級鋼の供給能力を増強するとともに、モンバレー製鉄所の競争力を強化し、米国における鉄鋼製品の安定供給に寄与できると考えています。

・ ゲイリー製鉄所-第14 高炉の改修
日本製鉄は、本買収後、US スチールの高炉操業技術を向上させることができると考えています。その一環として、約3 億ドルを投資してゲイリー製鉄所第14 高炉を改修します。これによって、今後さらに20 年程度、設備の稼働が延長されると期待しています。US スチールは、本投資を通じて操業技術を向上させ、お客様に、より環境に配慮した高炉技術や世界トップクラスの自動車用鋼板技術などを用いた製品を供給することができます。

・ その他の全米鉄鋼労働組合(USW)との労働協約対象設備
日本製鉄は、その他の設備についても、本買収完了後に環境負荷の改善とともに、設備寿命を延ばすための技術貢献ができると考えています。
さらに、US スチールは、本買収によって日本製鉄の大規模な研究開発投資(年間約5 億ドル)やグローバルな知見、世界トップクラスの高炉操業技術、および強力な財務基盤等の恩恵を直接受けることができます。これには、日本製鉄の高炉水素還元技術(現在、試験高炉において、CO₂排出量の33%の削減を実証)やCO₂回収・貯留などの環境技術も含まれます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください