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短鎖脂肪酸で腸内環境を整える ~免疫力向上のススメ~

Digital PR Platform / 2024年9月4日 11時0分


「短鎖脂肪酸」が免疫システムをパワーアップ!
ビフィズス菌などの腸内細菌が腸で作りだす「短鎖脂肪酸」が、免疫システムの鍵といわれています。私たちの周りには、数多くのウイルスや細菌などの異物が存在します。そして私たちの身体には、体内に⼊ってきたそれらの異物を排除するために働く免疫システムがあります。
そのひとつが免疫グロブリンです。異物に対する抗体タンパク質の総称で、主に5種類に分類されます。その中でもIgA(アイジーエー)は、そのほとんどが腸管などの粘膜組織に存在していて、体外に分泌され、粘膜の表⾯でウイルスや細菌などの病原体の毒素を中和して体内への侵⼊を防いでくれます。
例えば「短鎖脂肪酸」の⼀種「酢酸」の働きのひとつとして、IgAの働きをサポートし、⼤腸への病原体の侵⼊を防ぐ役割を果たしています。つまり、「酢酸」によって免疫システムがパワーアップされるのです。
健康な人の腸内では、腸内細菌が十分な量の「短鎖脂肪酸」を産出しています。しかし病気や体調不良が続くと、腸内環境が乱れて、「短鎖脂肪酸」の産生量が減少することがあります。
「短鎖脂肪酸」をつくるためには、腸内環境を整えて元気にし、ビフィズス菌や乳酸菌などをはじめ有用菌と、そのエサになる水溶性食物繊維やオリゴ糖を一緒に摂ることです。これにより腸内細菌のバランスは良くなり、「短鎖脂肪酸」の産生が促進されます。

「短鎖脂肪酸」を増やすためには


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2698/94407/400_115_2024090317485966d6cd7b8c995.png

ビフィズス菌とは
主に大腸にすみつく腸内細菌の一種。赤ちゃんのときは腸内に多く存在していますが、加齢とともにその割合が減少するといわれています。ヨーグルトなどの発酵食品、整腸剤、サプリメントなどに含まれています。
ビフィズス菌のエサとなる食材
●水溶性食物繊維(根菜類、きのこ類、海藻類など)
●オリゴ糖、玉ねぎ、ごぼう、大豆など
●レジスタントスターチ(冷ごはん、冷やし芋など)

【終わりに】
腸管表面は、食物抗原や食物が媒介する病原体、常在微生物など、多様な抗原に常時さらされています。腸管上皮細胞は独自のバリア機能を発達させ、潜在的に有害な抗原の体内への移行を防いでいます。しかし、上皮バリアが破壊されると、リーキーガット症候群(LGS)を引き起こします。腸内の菌の多様性を保つことが重要です。
腸内環境は乱れやすいものです。大崩れしないよう日頃から腸によいとされる食事を心掛けましょう。腸内環境を整えて、「短鎖脂肪酸」を絶やさずつくり続けることが、免疫細胞のバランス調整につながり、健康を維持する鍵になります(大野 博司先生)。

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