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“国内唯一”元女性暴力団員が一転、更生支援の第二の人生へ踏み出す【追跡スペシャル】

Digital PR Platform / 2024年9月11日 16時7分

兵庫県姫路市に本拠を置くNPO団体「五仁會」。犯罪者や元暴力団組員の更生支援の先駆けとして、20 年近くに渡り再犯防止の分野で高い実績を残してきた。西村まこ氏は去年、故郷の地で五仁會の岐阜支局長に任命された。
その拠点は、市内最大の歓楽街・柳ヶ瀬にある7 階建てのマンション。ここには強盗殺人犯の元組員を始め、元薬物中毒者、精神的な病を抱えた高齢者など、〝生き場〟をなくした「ワケあり」たちが一同に身を寄せる。しかし、彼らは様々な事件やトラブルを巻き起こし、いつしかここは、「岐阜の西成」と呼ばれるようになってしまった。
爆発騒ぎなどで警察や救急隊が出動する事態などは序の口。住民が覚醒剤の売人の女を部屋に連れ込んだり、トラブルで刀傷事件に発展したりすることも。その都度、支局長の命を受けた西村が解決に立ち上がり、住民たちの心の入れ替えに力を尽くしている。
最近は、元犯罪者に限らずDVに悩む女性も、西村のもとに相談に訪れるようになった。


■エリート家庭に嫌気がさし…「国内唯一」の女ヤクザへ、そして母親に…


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西村の半生は、まるで映画のような波乱や過激さに満ちている。父親は愛知県庁の元幹部職員、親戚は東大出身の裁判官と、エリート家庭で育った。しかし、スパルタ教育に嫌気がさし、14 歳で非行の道へ。男相手のタイマン勝負で無敗を誇り、二十歳にして住吉会からスカウト。国内唯一の女性の指定暴力団組員となった。その美貌とシノギの才覚で頭角を現したものの、薬物事件で服役。出所の時には女子刑務所の門前に配下のヤクザが総立ちで出迎えるなど、前代未聞の事態に。そんな西村もある組長の男と恋に落ち、結婚・出産を経験。いったんは一般の仕事に就いたものの、ヤクザの過去や全身のイレズミが災いとなり、次々と仕事はクビに。またもヤクザの世界へと戻ってしまうのであった。

■裏切り…元ボクサーから暴行を受け瀕死状態に…命がけの更生支援


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40 歳にしてヤクザの世界に戻ったものの、そこは別世界と化していた。実態はまるで「詐欺集団」。かつて憧れた任侠の世界とはかけ離れ、ほどなくして脱退届けを出した。その後、過去の反省から元受刑者らの世話をする更生支援に乗り出すが、とんだ裏切りに遭う。元ボクサーの出所者を自宅で面倒を見ていたが、喧嘩沙汰で瀕死のケガを負わされたのだ。以来、重い後遺症に悩まされ、時折激しい発作が西村を襲う。全てを諦めて出家の道に進もうとしていた矢先、「五仁會」の竹垣悟会長と出会う。その考えに感銘を受け、満身創痍という爆弾を抱えながら、正式に更生支援の道に乗り出す決意をした。

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