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【シュローダー】2024年9月 グローバル債券チームによる経済見通し 

Digital PR Platform / 2024年9月13日 12時27分

【シュローダー】2024年9月 グローバル債券チームによる経済見通し 


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ジュリアン・ホゥダン
グローバル・アンコンストレインド債券チーム・ヘッド


グローバル債券やグローバル・クレジットを運用するグローバル・アンコンストレインド債券チームによる、マクロ経済環境見通しとポートフォリオへの示唆をご紹介します。


グローバル・アンコンストレインド債券チーム(以下、運用チーム)は、世界のさまざまな状況を分析し、現在のマクロ経済環境とその方向性を評価しています。


8月は通常は静かな月と言われていますが、今回は株式、債券、他の資産にわたって急激な動きが発生し、静けさは破られました。恐怖指数と呼ばれるVIX指数は一時65まで上昇しました。以前同指数がこの水準に達したのは新型コロナ危機や2008年の世界金融危機時であり、今回はそのような大きな市場イベントではない中での動きとなりました。その後市場は落ち着きを取り戻してきています。このような環境の中で、今後の展開について見通していきたいと思います。


今月は、ハードランディング・シナリオの実現可能性を引き上げました。この変更に伴いソフトランディング・シナリオの実現可能性を90%から75%に引き下げましたが、現段階ではソフトランディング・シナリオがベースケース・シナリオであることを改めて強調しておきたいと思います。


今回の変更は主に2つの要因を反映しています。1点目は、製造業先行指標が足元軟化していることです。米国、欧州、中国等世界的にこの傾向が見られます。製造業は景気循環的なセクターであるため、運用チームではこのシグナルを重視しています。2点目としては、米国の労働市場にひっ迫緩和の兆しが見られたことです。8月初めの非農業部門雇用者数の伸び



[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2027/94980/550_257_2024091311055666e39e04df7b6.jpeg


が市場予想を下回ったほか、新規失業保険申請件数が増加し、労働市場に対する消費者信頼感も悪化しています。経済成長見通しと米連邦準備制度理事会(FRB)の意思決定の双方において労働市場が極めて重要であることを考慮すると、ハードランディング・シナリオの実現可能性を高めるのが妥当であると考えます。

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