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社会環境デザインを共創するプラットフォームを目指し北海道オフィス新社屋着工

Digital PR Platform / 2024年10月3日 13時0分

■省エネのみで「Nearly ZEB」を達成するための具体策
Nearly ZEBの達成において、既存オフィスでの運用実績をもとに自社オフィスに求められる性能を再検討しました。そのうえで、断熱性の確保、自然換気や自然採光、自然エネルギーの活用と、高効率な空調・照明システムを組み合わせました。
北海道オフィスは、2025年11月に竣工を予定していますが、竣工後も、運用の工夫による省エネや再エネの利用拡大などによりZEBの実現に向けて取り組んでいきます。


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2213/95282/700_421_2024100310194566fdf1311347e.png


①インナーテラス(緩衝帯+自然換気)を活用した冷暖房負荷の低減
西面の緑地に開いたガラスのインナーテラスは、換気塔の煙突効果により執務空間の自然換気を促進して、冷房負荷を低減します。さらに夜間に涼しい外気を取入れ、建物を冷やすことにより、立ち上がりの冷房負荷を低減します。冬の寒い時期はガラスの温室として日射熱を蓄え、暖房負荷を低減する緩衝帯として機能します。

②寒冷地の冷暖房効率を高める井水熱・地中熱の活用
井水熱・地中熱は年間を通じて温度が安定しています。井水を中温冷水として直接空調に利用し、熱源機の運転時間をできる限り短時間に抑えます(フリークーリング)。
猛暑時と冬期は外気の影響を受けない井水熱を利用する高効率なヒートポンプを稼働して冷暖房を行います。
また、新鮮な外気を地下ピットを通して取入れ、地熱による予冷予熱を行います(クールヒートトレンチ)。

③季節や運用の変化に柔軟に対応する空調システムの採用
室内に取り入れる外気は、室内から排出される空気と熱交換する全熱交換器を採用し、在室人員にあわせて外気量を絞ります(CO2濃度制御)。
北海道の中間期(春秋)は朝晩の気温差が大きいため、中温冷水と温水を選択できる冷暖自由な空調システムとしています。
また、1階には井水熱を利用した床放射冷暖房を併用し、省エネ性と快適性を高めます。

④自然採光の最大化と照明消費エネルギーの最小化
西面のインナーテラスから、執務室内に柔らかな自然光を採り入れます。また、執務室内の階段上部にトップライトを設け、室奥にも自然光を採り入れることで健康的な光環境を創出します。
照明制御システムは、居住者の生体リズムを整える制御に加え、昼光利用制御と在室検知制御により、照明消費エネルギーを最小化します。

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