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食事記録アプリを用いた新しい手法で酢(酢酸)の摂取量を評価

Digital PR Platform / 2024年9月24日 17時47分


<研究手法・研究成果>
月に7日以上、食事記録アプリを利用した計141人(男性48人、女性93人)を対象に解析したところ、酢酸の1日平均摂取量は0.16±0.19g、平均摂取頻度は2.77±1.66日/週でした。年齢、性別、BMI、摂取エネルギーで調整した多変量回帰分析の結果、酢酸の摂取量は、タンパク質(β=11.9、p<0.001)、コレステロール(β=80.7、p=0.04)、ビタミンKを除くすべてのビタミンの摂取量と有意かつ正の相関がありました。酢酸の摂取頻度は、タンパク質(β=1.04、p = 0.015)、ビタミンB1(β=0.3、p = 0.031)、ナイアシン(β=0.5、p = 0.032)、ビタミンB12(β=0.4、p = 0.002)の摂取量から、酢酸を頻繁に摂取する人は、より多くのタンパク質といくつかのビタミンを摂取する傾向があることが示唆されました。
酢酸の摂取量を見れば、タンパク質やビタミン摂取が十分にできているか定量的に評価できる可能性があります。


<今後の展開>
酢酸の摂取量を調べる方法が明らかになったことで、この方法を活用し、今後より多くの人数を対象とした研究でもこの方法が有効か検証する必要があります。高齢者や病気の人の多くに食欲不振がみられますが、今回の検討を通して、酢酸を使った料理が体に良い栄養素を摂れる可能性があり、酢酸による健康メニューの開発に取り組んでいきたいと考えます。

<文献情報>
●論文タイトル
Associations of Acetic Acid Intake with Protein and Vitamin Intake Estimated via a Food Recording Application

●著者
出口香菜子1 、吉本 靖東2、和田理紗子1、後田ちひろ1、柳ことね3、岸 幹也2、成瀬寛之4、飯塚勝美1

●所属
1 藤田医科大学 医学部 臨床栄養学講座
2 株式会社Mizkan Holdings中央研究所
3 藤田医科大学 健康管理部
4 藤田医科大学 医療科学部

●DOI
10.3390/nu16172977



本件に関するお問合わせ先
学校法人 藤田学園 広報部 TEL:0562-93-2868 e-mail:koho-pr@fujita-hu.ac.jp


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