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ボッシュ、レーダーベースの新アシスタンス システムを発表:KTMが採用を決定

Digital PR Platform / 2024年9月25日 10時2分

グループ ライド アシスト(GRA)
二輪車ライダーの間では、集団走行時に千鳥走行と呼ばれる隊列で走行を行う場合があります。しかしACCでは、先行車両は車線の中央を走るものと想定されているため、千鳥走行ではACC機能が効果的に作動することが難しいこともあります。そこでACCに追加された便利な機能がGRAです。アルゴリズムの使用により千鳥走行中の集団を検知し、前方の二輪車との車間距離を、速度を調整して自動的に維持します。このようにして、ライダーが自然な隊列を取れるようアシストします。隊列走行時以外では、GRAシステムはACCと同様に機能します。

ライディング ディスタンス アシスト(RDA)
交通の流れがスムーズなときにRDAを作動させると、前方車両との適切な車間距離を維持して追突を防ぐことができます。ACCでは速度を設定する必要がありますが、RDAが作動しているときは、通常通りスロットルグリップで二輪車を制御できます。前方車両との距離をあらかじめライダーが設定することができ、走行中、システムは必要に応じて自動的に車両の加速を抑えたり、ブレーキをかけたりします。また、ライダーは、スイッチでこの機能を停止したり、スロットル操作でRDAシステムによる減速を無効にしたりすることもできます。これにより、ライダー自身がスロットルを操るダイナミックな走行のなかでこの機能を自然に、かつ快適に組み込むことができます。

エマージェンシー ブレーキ アシスト(EBA)
路上で危険な状況に陥ったとき、迅速な対応だけでなく、多くの場合は緊急ブレーキも必要です。衝突を回避して深刻な事態を避けるには、一刻を争います。EBAは、システムが衝突の危険を検知しても、ライダーが十分にブレーキをかけていないときに作動します。この機能では、システムがホイールブレーキ圧を積極的に上げて、可能な限り素早く車両速度を低減します。

リア ディスタンス ワーニング(RDW)
四輪車に乗っていても、後方からの接近車両を常に注視するのは難しいものですが、二輪車ではさらに集中力が必要です。RDWは、車両後方の状況をモニターし、他の後方車両が接近し過ぎた時は、ライダーに対してディスプレイに警告を表示します。ライダーはこの警告に基づいて、追突を回避して被害を最小限に留めるための行動を取ることができます。

リア コリジョン ワーニング(RCW)
RCWは、衝突が差し迫っている際、ハザードランプを点灯させるなどして後続車両に警告を発します。これにより、信号待ち、交通渋滞、円滑な交通量など、さまざまな状況下で二輪車ライダーを急ブレーキや見落としによる事故から守ります。

今回発表した6つの新機能は、ボッシュが世界中で展開しているレーダーベースのアシスタンスシステム製品ポートフォリオを補完するもので、二輪車の「感性の世界」を拡大します。基本的な安全機能に加え、二輪車特有の実際の走行状況を考慮した利便性や体験に関する機能も重視した、走る楽しさも確保する機能です。



本件に関するお問合わせ先
ボッシュ株式会社
モーターサイクル&パワースポーツ事業部門 
製品広報
豊田 佑一
yuichi.toyota@jp.bosch.com


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