ネットワンシステムズ、生成AIネットワークに適したAECケーブルを取り扱い開始
Digital PR Platform / 2024年9月27日 13時0分
~米Credo Technology Groupとディストリビューター契約を国内初締結~
ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:竹下 隆史)は、データインフラ市場における高帯域幅ソリューションを提供するCredo Technology Group(本社:米カリフォルニア州サンノゼ、 CEO:Bill Brennan)とディストリビューター契約を締結しました。
本契約締結により、AIネットワーク基盤に必要とされる「広帯域かつ低消費電力の通信」が実現可能な、HiWire™ Active Electrical Cable(AEC)の取り扱いを日本で初めて開始します。
これにより、当社は生成AIのインフラストラクチャにおいて、安定したネットワークインフラを中心に、お客様のAI利活用をトータルで支援してまいります。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/173/95776/400_111_2024092617381566f51d770a4d0.png
■背景・目的
昨今、生成AIを含むAIの利活用が急速に進んでいますが、AIアプリケーションが動作するためには、アプリケーションだけでなく、AIを開発するためのデータ基盤、インフラ基盤が必要です。AIの利活用には、システムの各階層が相互に依存しており、例えば、AIチップがなければ高性能なAI計算はできず、AIインフラストラクチャがなければアプリケーションは運用できません。
当社ではAIアプリケーションからデータ基盤、インフラ基盤まで、お客様のAI利活用をトータルで支援するため、世界で実績が高いCredo社の最先端なケーブルの取り扱いを、日本市場でいち早く開始します。
■製品特長
AIデータセンターの課題の一つとして、消費電力の増加があります。GPUを使用するラックは従来のCPUを使用したラックと比べて、2倍の消費電力が必要であると言われています。Credo社のAECケーブルはこの問題の解決策の1つとなります。
現在、AIデータセンターで主に使用されるケーブルは、光通信ケーブル(AOC: Active Optical Cable)ですが、Credo社のAECケーブルは銅線ケーブルであるため、AOCよりも安価です。また光信号を電気信号に変換する必要性がないため、消費電力をAOCの最大で半分に抑えることができます。AIデータセンターでは何百から千本にもなるケーブルが使用されるため、ランニングコストに大きく影響を与えます。
さらに、従来の銅ケーブル(DAC:Direct Attach Cable)と比較しAECは最大で75%細く、設置時の柔軟性と取り扱いやすさが向上しています。また、同社は創業当初より半導体を製造している会社であり、ケーブル、コネクタまで一貫して製造、テストを実施しています。
TCP/IPの世界では、通信する際にロスが発生すると再送しますが、生成AI基盤においては、ロスが発生するとデータ処理自体がやり直しになるという性質を持っています。そのためネットワーク環境にとって非常に高度なロスレスネットワークを実現することが求められ、ネットワークの重要性は非常に高いものとなっています。そのようなシビアな環境において、このCredo社のケーブルの先進事例として、スーパーコンピュータ「富岳」を運用している理化学研究所計算科学研究センターのネットワーク基盤として導入させていただいており、お客様に高い信頼性を提供しています。
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