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神田外語大学附属図書館 主催第3回神田佐野文庫常設展示 「終戦後の英語ブーム」2024年9月20日(金)~2025年7月31日(木) 開催

Digital PR Platform / 2024年10月2日 8時5分

<展示資料から>(展示品は複製です)
1 英訳戦陣訓
Field Service Code (Senzinkun). Adopted by the War Department on January 8, 1941, and translated into English by the Tokyo Gazette. Price: 30 Sen. (4), 21 pp. 181x127mm
昭和16(1941)年6月16日 情報局内東京ガゼット発行
 『戦陣訓』は日本陸軍将兵の戦場における道徳向上のため、昭和16(1941)年1月8日、陸軍大臣東条英機が示達した文書です。陸軍将校以下全員に印刷配布する通達が出されました。古来の武士道精神に基づいて、難解な表現が多く用いられていました。
 内閣直属の情報局では、同局編集の「週報」をもとに国策宣伝の月刊英文誌Tokyo Gazetteを局内の東京ガゼット発行所から発行していましたが、昭和16(1941)年6月16日、「東京ガゼット叢書第一輯」として、同所から『英訳戦陣訓』Field Service Code (Senzinkun)を出版しました。訳者はキリスト者・筧光顕(かけい・みつあき)。印刷は研究社印刷所が行いました。

2 English-Japanese phrase card.
War Department pamphlet No. 21-32. War Department, Washington 25, D.C. 28 May 1945. 1 sheet 132x105mm
 米軍将兵が日本兵に日本語で指示命令するための英和会話カード。三つ折り。1枚。アメリカ陸軍省 1945年5月28日発行。

「About, face!  ma-WA-ray! Meeg-EE!   廻れ右」
「Surrender!  KO-sahn shee-RO!  降参しろ」

など30のフレーズからなります。

3 日米会話手帳
編者・訳者匿名 昭和20(1945)年10月3日 科学教材社刊 洋装 中綴じ 1冊 32 pp. 90x125mm
 表紙「日米会話手帳 ANGLO-JAPANESE CONVERSATION MANUAL 1945」。戦後最初に企画発行された出版物として知られています。
 奥付に「昭和20年10月1日印刷 昭和20年10月3日発行 定価停八十銭 東京神田錦町2の5 科学教材社刊」とありますが、実際には、昭和20年9月15日に初刷を発行し、3ヶ月で360万部のベストセラーになったといいます。また、企画発行の実際は誠文堂新光社が行い、科学教材社の名義を借りたといいます。 停は価格等統制令による停止価格を示します。
参考:『「日米会話手帳」はなぜ売れたか』 
朝日新聞社編(1995)

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