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日本製鉄 一休さんのお寺のお堂を意匠性チタンTrantixxii で次世代につなぐ

Digital PR Platform / 2024年10月3日 10時0分

日本製鉄 一休さんのお寺のお堂を意匠性チタンTrantixxii で次世代につなぐ

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)の意匠性チタンTranTixxii®(トランティクシー)が、京都府京田辺市にある臨済宗大徳寺派の酬恩庵一休寺(以下、一休寺)境内にある開山堂の屋根に採用され、2024 年9 月8 日に落慶法要が行われました。
一休寺は、鎌倉時代(1288 年~1293 年)に創建された臨済宗大徳寺派の寺院で、室町時代に活躍した一休さんのアニメでも知られている一休禅師(一休宗純)を中興の祖とする大きな寺院です。方丈の庭園は江戸時代に作庭をされた枯山水庭園で国の名勝に指定をされており、もみじの名所としても知られています。一休寺は元の名を妙勝寺といい、鎌倉時代の高僧大應国師が道場をこの地に建てたことに始まるお寺です。境内にある開山堂は、一休禅師が63 歳(1456 年)の時に建立された大應国師の木像を祀っているお堂で、改修前の建物は二代目にあたり、大正時代に建立された百年建築物です。
その屋根は伝統的工法の最高峰である檜皮葺きですが、長年の風雨による損傷が著しく、激しく雨漏りをしていた状態でした。初代の開山堂は450 年以上に渡り檜皮葺きで改修を繰り返してきていますが、檜皮葺きの耐用年数が40 年程度と言われる中、実に10 回を超える改修を繰り返してきたことになります。

一休寺は、今回の開山堂の屋根へのチタンの採用を修繕のプロジェクトであると同時に、現代の課題を反映した新たな文化財継承の在り方を提案する試みだと考えています。気候変動により伝統建築で多用されてきた自然由来の素材や銅素材での長期耐用が難しくなってきています。また、南海トラフ地震に代表される大地震発生の確率も高まっており、少子高齢化により建設に携わる職人の減少などの課題もあります。チタンは耐食性が高く長寿命である特徴を活かし、これらの伝統建築の課題解決に貢献して参ります。

本改修では、伝統建築に最新の技術を使うという信念のもと、京都の数寄屋大工棟梁である匠和心傳庵・木下幹久氏がチタンによる修繕プロジェクトを提案し、チタンが採用され30 年以上経過した現在も何の不具合も発生していない新庫裡と同じブラスト意匠のチタンの採用に決まりました。また、開山堂に続き傷みが激しかった唐門もチタンに葺き替えられました。唐門は檜皮葺きの意匠を継承する目的で、コケラ色の茶色いチタンが採用され、もみじなどの木々との相性にも馴染んでいます。

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