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1型糖尿病の根治へ向けた画期的な低侵襲治療 中部地方初の保険診療による「膵島移植」を施行

Digital PR Platform / 2024年10月7日 16時53分


■膵島移植の背景
1型糖尿病は、生活習慣病に関連する2型と異なり、インスリンを分泌する膵島が何らかの原因で破壊されることで発症します。国内では11~14万人の患者がいるとされ、幼児から高齢者まで幅広いのが特徴です。高血糖状態が続くため、インスリン補充注射で血糖値を下げる治療を行いますが、血糖コントロールが極めて困難な場合は、低血糖により昏睡状態から死に至ることもある危険な疾患です。重度の患者さんには、膵臓移植や膵腎同時移植も検討されます。しかし、日本ではドナー数が非常に少ないため、その道のりは簡単なものではありません。さらに膵腎同時移植の場合は膵臓の5年生着率が約8割と良好ですが、膵臓単独の移植の場合は約3割と低いことも課題でした。それらに対して、新しい免疫抑制法を用いた膵島移植のプロトコールでは、5年生着率が6割と長期に生着し、成績向上が得られています。


■オールマイティな移植医療の実現をめざして
当院での膵島移植は、日本臨床腎移植学会理事長、日本膵・膵島移植学会理事長を務める当院臓器移植科の剣持敬教授の主導により、膵島移植チームを中心として関連学会および多科が連携して行います。剣持教授は、2003年に国立佐倉病院にて国内初の膵島分離を成功させ、2004年には国内2例目となる膵島移植を実施。我が国の膵臓・膵島移植をけん引する移植医療のスペシャリストとして知られます。

[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2299/96483/150_191_2024100716485667039268262e1.jpg


剣持教授は、「日本では約2000万人、6人に1人が糖尿病もしくはその予備軍とされています。当院が低侵襲な膵島移植に取り組むことにより患者さんの治療の選択肢を増やし、ひいては2型糖尿病における腎移植、1型糖尿病に対する膵腎同時移植を含め糖尿病に対するオールマイティな移植医療の実現をめざしていきます」と話しています。



本件に関するお問合わせ先
学校法人 藤田学園 広報部 TEL:0562-93-2868 e-mail:koho-pr@fujita-hu.ac.jp


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