聖心女子大学の学生が子どもたちを対象とした食育ワークショップを実施、廃棄野菜のスタンプでエコバッグづくり ― グローバルリーダーシップ・プログラムの一環
Digital PR Platform / 2024年10月7日 20時5分
聖心女子大学(東京都渋谷区、学長:安達まみ)の学生らが9月23日、地域の子どもたちを対象とした食育イベント「食の源を知ろう!ワークショップ」を実施した。ワークショップを行ったのは、全学特別プログラム「グローバルリーダーシップ・プログラム(Program in Global Leadership Development)」の履修学生10名。当日は、食材が食卓にのぼるまでの流通の仕組みなどについて解説し、子どもたちとともに廃棄野菜を使ったスタンプによるエコバッグのデコレーションを実施。健康な食事や食の持続可能性の大切さ、コンポスト(堆肥化)による食の循環、食を通して生まれるコミュニケーションの大切さなどを伝えた。
「食の源を知ろう!ワークショップ」は、グローバルリーダーシップ・プログラム履修学生が、リーダーシップとチームビルディングに関する学びを実践的に深め、社会に貢献しグローバルマインドを涵養するために企画したもの。
学生らは4月から準備を開始し、毎週のミーティングを重ねながらチームで意見をすり合わせ、一から計画を練って企画書を作成。失敗や試行錯誤を繰り返しながら企画を形にし、地域の八百屋や聖心女子大学園芸クラブ「GreenThumb︎」の協力のもと、ワークショップ教材となる食材等を調達した。
当日は、参加した子どもたちに対し、会場に併設される同大グローバル共生研究所の展示スペース「子どもと希望」展を案内。楽しくコミュニケーションをとって親睦を深めた後、「カレーやハンバーグに入っているものは何かな?」など、子どもたちから活発な意見を引き出しながら、食材の絵を自由に描いてもらった。
ワークショップの後半には、古くて食べることができなくなった野菜でスタンプを作り、エコバッグをデコレーション。スタンプにした野菜はコンポスト容器に入れて堆肥化することで再度循環させ、また人の口に入る野菜の栄養となることも話し合うなど、ウェルネスについてわかりやすく、大切なものであることを伝えた。
学生らは子どもたちとともにウェルネスについての想像力を膨らませてワークショップを行い、全員が周りを巻き込んでのチームビルディング・リーダーシップの学びを深めることができた。また、子どもたちにとっても、食材が消費者に届くまでの流通の仕組みや健康な食の大切さなどについて知り、体験的に食についての学びを深める機会となった。
今後は参加者を招待しての報告会を予定しているほか、プログラム履修者による、人やコミュニティーとのつながりを大切にしたイベント開催を継続していく予定。
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