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AI同士が議論する「AIコンステレーション」を活用した市民参加型ワークショップを開催 ~専門性や個性をもった多様なLLMの集合知により地域社会の課題解決をめざす~

Digital PR Platform / 2024年10月17日 10時8分

AI同士が議論する「AIコンステレーション」を活用した市民参加型ワークショップを開催 ~専門性や個性をもった多様なLLMの集合知により地域社会の課題解決をめざす~

発表のポイント:

福岡県大牟田市において、AIコンステレーションを活用した市民参加型ワークショップを開催し、地域の関係者や専門家を集めてAIと一緒に議論しました。
立場により様々な意見がある市民同士の議論に、AI同士の議論が与える効用を実社会で検証しました。

 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)は、AI同士の議論により多様な視点から解を創出することを目指したAIコンステレーションを活用し、地域社会問題に対してAIと共同で議論を行う市民参加型ワークショップを開催しました。実社会では問題の複雑さや立場による意見の違いなど、多様な観点からの議論促進が求められており、AIコンステレーションにより人間同士の議論が深められるかを検証しました。本ワークショップでの知見を活かし、今後は地域におけるコミュニティ支援や企業内の意思決定支援など、様々な応用に向けて取り組んでまいります。
 AIコンステレーションの取り組み概要や本イベントの模様は、2024年11月25~29日に開催されるNTT R&D FORUM 2024 ―IOWN INTEGRAL(※1)で展示予定です。

1.背景
 NTTでは、軽量でありながら世界トップレベルの日本語処理性能を持つ大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」を開発しています[1]。また、1つの巨大なLLMではなく、専門性や個性をもった多様なLLMの集合知により社会問題の解決を図ったAIコンステレーションを提唱しており[2]、環境負荷の低減だけでなく、AI同士を自律的に協調させることで、新たな集合知を生み出す取り組みを進めています。
 今回、このようなAIコンステレーションのコンセプトを、実際の地域における問題の複雑さや、立場により意見が異なる市民同士の議論に適用し、AI同士の議論が実社会にどのような効用を与えるのか検証しました。
   
2.AIコンステレーションの取り組み
 AIコンステレーションは多様なAIモデルやルールを環境として与えることで、AI同士が相互に議論・訂正を行い、人が要因推測すら困難な問題に対し、多様な視点から解を創出する大規模AI連携技術です。AIコンステレーションでは、複雑な問題に対し、様々な専門性を持ったAIがそれぞれの視点から意見を表明することで、多様な価値観を創出することを目指しています。また、専門性や将来価値から、それら多様な視点からの意見に対する重要さを互いに議論することで、少数意見を尊重し、コミュニティ全体の議論を高度化することを目指しています。
 NTTでは、このように多様なAIがつながり、相互に作用していくアーキテクチャを、星がつながり星座になっていくイメージをもって、「AIコンステレーション」と名付けました。

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