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東南アジアの大気汚染「ヘイズ」に含まれる有害物質を ナノイー(帯電微粒子水)技術で抑制※1

Digital PR Platform / 2024年10月10日 14時0分

■本検証のポイント
ヘイズに含まれるPAHsにおいて特に質量の割合が大きい3種について、ナノイー(帯電微粒子水)による抑制効果を確認


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2607/96726/290_255_20241010101146670729d2cc2b4.jpg

■試験条件
検証機関:マレーシア日本国際工科院(MJIIT)
検証対象:ナフタレン、フルオレン、アセナフテン
検証装置:ナノイー(帯電微粒子水)発生装置
検証方法:45Lチャンバー内に、溶媒に溶かしたPAHsが入った
シャーレを置き、シャーレから10cmの位置で、
ナノイー(帯電微粒子水)を1時間照射
その後、PAHsを回収し、
ガスクロマトグラフィー質量分析(GC-MS)を実施
GC-MSから得られたスペクトルのピーク面積から
PAHs残存濃度を算出
ブランク環境(自然放置)とナノイー(帯電微粒子水)照射時を比較し、抑制率を算出※7

■検証結果
ナノイー(帯電微粒子水)を1時間照射したPAHsの抑制率※7を確認した結果を以下に記載

[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2607/96726/600_316_2024101010142867072a7432ba9.jpg



図3 ナノイー(帯電微粒子水)照射によるPAHsの抑制率※7

■マレーシア日本国際工科院 シェイク・アフマド・ザキ教授のコメント※8


[画像5]https://digitalpr.jp/simg/2607/96726/180_210_2024101010153667072ab8ea86c.jpg

ヘイズは、東南アジアで深刻な社会問題です。コロナ禍で停滞していた人間活動が再活発化している現在、ヘイズ発生量の増加による被害悪化の恐れがあります。ヘイズに含まれる物質は様々ですが、PAHsは人体や環境への有害性が高いとされています。本検証では、ヘイズに多く含まれる3種のPAHsに対して、ナノイー(帯電微粒子水)技術が有効であることが実証できました。今回の結果から、ナノイー(帯電微粒子水)技術は、ヘイズに悩む東南アジアの生活環境を改善できる技術として期待できます。



■ナノイー(帯電微粒子水)の発生原理
霧化電極をペルチェ素子で冷却し、空気中の水分を結露させて水をつくり、霧化電極と向き合う対向電極の間に高電圧を印加することで、OHラジカルを含んだ、約5~20nmの大きさのナノイー(帯電微粒子水)が発生(図4)

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