日本製鉄 高炉プロセスから電炉プロセスへの転換に向けてGX推進法に基づく政府支援への応募を決定
Digital PR Platform / 2024年10月11日 15時4分
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)および日鉄ステンレス株式会社(以下、日鉄ステンレス)は、2024 年 10 月 8 日に公募が開始された GX 推進法に基づく「排出削減が困難な産業におけるエネルギー・製造プロセス転換支援事業(事業Ⅰ(鉄鋼))」に応募することを決定いたしました。
日本製鉄は、2021 年 3 月に公表した「日本製鉄カーボンニュートラルビジョン 2050」において、「高炉水素還元」「水素による還元鉄製造」「大型電炉での高級鋼製造」の 3 つの超革新的技術を用いた 2050 年のカーボンニュートラル実現を目指しています。
日本製鉄は 2022 年 10 月に瀬戸内製鉄所広畑地区において電炉の商業運転を開始し、ハイグレード電磁鋼板をはじめとする高級鋼を電炉一貫で製造・供給していますが、 昨年 5 月以降、2030 年の脱炭素目標を確実に達成するため、更なる高炉プロセスから電炉プロセスへの転換について本格検討を進めてきました。今般 、九州製鉄所八幡地区における高炉プロセスから大型電炉プロセスへの転換、瀬戸内製鉄所広畑地区における電炉増設、日鉄ステンレス 山口製造所(周南エリア)における電炉再稼働を通じた、当社グループの高級鋼製造拠点での鉄源プロセス転換の実装化に向けて、GX 推進法に基づく「排出削減が困難な産業におけるエネルギー・製造プロセス転換支援事業(事業Ⅰ(鉄鋼))」に応募することを決定いたしました 。
高炉プロセスから電炉プロセスへの転換は大幅な CO2 削減効果が得られる一方で、多額の設備投資費用、原料・電力をはじめ大幅な生産コストアップが見込まれます。CO2 削減価値が適正に評価されるグリーンスチールの市場創出と拡大に向けて、規制・制度的措置の早期具体化が必要不可欠です。本年 8 月の GX 実行会議で提唱された「GX 2040 ビジョンに向けた検討のたたき台」の中で示された「GX 市場創造」の検討の一環として、こうした規制・ 制度的措置が早期に具体化されることを引き続き強く要望していくとともに、国際標準化・規格化を含めて、グリーンスチールに対する社会的理解の浸透を図り、カーボンニュートラル化に取り組んでまいります。
(お問い合わせ先)
日本製鉄株式会社 総務部広報センター https://www.nipponsteel.com/contact/
日鉄ステンレス株式会社 企画部 Tel 03-6841-5964
以上
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/84/96818/400_51_20241011110010670886aa279a1.JPG
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