デロイト トーマツ、内部監査やJ-SOX評価の効率化に向け生成AI導入支援サービスを開始
Digital PR Platform / 2024年10月11日 11時42分
大規模言語モデルに企業のデータを接続するRAG技術を活用し、アプリケーションを独自開発。内部監査・J-SOX評価における定型業務を自動化
デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社(東京都千代田区、代表執行役:岩村篤、以下「デロイト トーマツ」)は、企業の内部監査や内部統制報告制度(J-SOX)の評価における、生成AI導入支援サービスを開始しました。生成AIおよび独自開発したアプリケーションを活用することで、内部監査の標準的な手続やJ-SOX評価での定型的な業務の効率化を支援します。
企業のリスクが多様化している中で内部監査は従来の業務プロセスの検証のみではなく、様々なリスクやプロセスを評価する必要性が増しています。一方で、内部監査人材の育成、品質維持に課題を持つ企業も多い状況です。内部監査において、生成AIに着目した効率化と、それにより削減された時間を人材育成や業務の高度化に活用することが期待されています。
独自開発した内部監査・J-SOX評価アプリケーションの特徴
本アプリケーションは大規模言語モデルに企業のデータベースを接続するRetrieval Augmented Generation(RAG)技術に、デロイト トーマツの内部監査・J-SOXの知見を取り入れ自社開発しました。内部監査・J-SOX評価において、生成AIを有効活用できるように調整されています。アプリケーションは主に以下の三つの技術的特徴を有します。なお、入力されるデータは、外部の生成AIモデルの学習に利用されません。
内部監査の有効性向上のための技術:RAGによるデロイト トーマツが保有する内部監査手続の留意点や不正リスクシナリオの活用
生成AIの回答精度向上のための技術:内部監査で扱うドキュメントの様々なファイル形式に応じたチャンク分割ロジック、テキストに加えて、画像情報や音声ファイルの読取りも可能なマルチモーダル機能、生成AIが判断根拠とした証憑名・証憑ファイルのページ数の出力機能
業務効率化のための技術:内部監査手続書をプロンプトに変換するツール、複数プロンプトを並列に連続実行するバッチ処理機能、生成AIの回答結果を調書に転記するツール
例えば、企業が証憑ファイルと関連する内部監査手続を記述したプロンプトをアプリケーションに入力することで、生成AIが証憑を評価し、結果が自動出力されます。出力された結果には、生成AIが判断根拠とした証憑ファイル名や証憑ファイルのページ数が記載されているため、企業は迅速に結果の確認を行うことができます。また、出力された結果を、調書に自動転記することも可能なため、内部監査・J-SOX評価業務における調書作成を自動化することができます。
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