JICA緒方研究所ナレッジフォーラムのご案内:日本の開発協力の歴史と未来(10月21日(月)16時30分~18時:オンライン/ 対面)
Digital PR Platform / 2024年10月11日 12時20分
「信頼で世界をつなぐ」をビジョンに掲げ、日本の政府開発援助(ODA)実施機関として開発途上国への国際協力を行っている独立行政法人国際協力機構(JICA)の緒方貞子平和開発研究所(所長:峯陽一、所在地:東京都新宿区、以下:JICA緒方研究所)は、10月21日(月)16時30分から標記ナレッジフォーラムを開催します。日本が開発途上国に対する政府開発援助(Official Development Assistance:ODA)を開始して70年という機会をとらえて、開発協力の歴史を振り返り、近年の国際情勢などの変化を踏まえた開発協力/ODAの今後のあり方について議論を深めます。フォーラムは対面及びオンラインでの開催となります。ぜひご参加ください。
2024年は、日本が開発途上国に対するODAを開始して70年の節目の年です。日本は、自国の経験や知見を踏まえ、開発途上国の発展の土台づくりを後押しし、平和で安定した国際社会の構築を進めてきました。実施機関としてのJICAも「人づくり、国づくり、心のふれあい」、「信頼で世界をつなぐ」などのビジョンの下、さまざまな事業を行ってきました。70年の間に、中国、タイ、マレーシアなどのように被援助国から援助国となった国も出てきています。
一方で、昨今は気候変動による自然災害や異常気象、それに伴う食糧危機といった問題に加え、2020年以降は新型コロナウイルス感染症のパンデミックや、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ武装勢力間の衝突などが発生し、地球規模の課題や、人々や地域の間の分断が深刻化しています。とりわけ社会基盤が整っていない開発途上国では、こうしたグローバル・リスクに対応するだけの社会インフラが整っておらず、貧困や社会慣習といった構造的な課題と結びつき、状況はますます深刻になっています。国際社会がこうした複合的な危機に直面し、人間の安全保障が脅かされている中、日本の開発協力には何ができるでしょうか。これまでの開発協力の歴史を振り返ることで見えてくる、未来への教訓とはどのようなものでしょうか。
本フォーラムでは、加藤宏国際大学副学長(JICA緒方研究所 シニア・リサーチ・アドバイザー)による基調講演の後、書籍シリーズ「日本の開発協力史を問いなおす」を執筆した研究者および開発協力の実務者が、研究者と実務者の両方の視点から開発協力の歴史を振り返り、近年の国際情勢などの変化を踏まえた開発協力/ODAの今後のあり方について議論を深めます。
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