最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」装備品 ヘリコプタ用救助支援システム 「HeROSS」の航空局承認を取得
Digital PR Platform / 2024年10月15日 11時8分
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川崎重工は、今年9月18日にヘリコプタ用救助支援システム 「HeROSS(ヒーローズ)」※の追加型式設計承認(STC)を国土交通省航空局から取得しました。同システムは、セントラルヘリコプターサービス株式会社および株式会社島津製作所と共同開発した、最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」用のオプション装備品となります。
※Helicopter Rescue Operation Support Systemの頭文字をとったもの。
「HeROSS」は、レーザーレーダー(LiDAR)と機外監視カメラを搭載したセンサー・ポッドを機体下部の左右ボーディングステップに装備し、そこから収集した全方位の障害物情報を機内のタブレットおよびヘルメット・マウンテッド・ディスプレイ(HMD)に表示することで乗組員に対して注意喚起を促す周囲障害物監視システムです。
ヘリコプターを用いた人員救助活動においては、森林や山岳地帯など周囲に障害物がある環境でホバリング飛行を強いられる状況が多く、障害物の監視を強化する必要があります。この装備品の搭載により、乗組員がすべて目視で行っていた監視負担が軽減され、より安全かつ確実な救助任務の実行に貢献します。
【HeROSS概要】
1.主な構成部品
(1)センサー・ポッド(セントラルヘリコプターサービス製造)
(2)主計算機(障害物情報生成装置、島津製作所製造)
(3)表示器(タブレットまたはHMD:島津製作所製造) ※表示器への通信は機内Wi-Fiを使用
2.特長
(1)機体左右のセンサー・ポッドに内蔵されたLiDARで周囲をセンシング。検出した障害物情報は、自機から障害物までの距離に応じてカラー表示され、乗組員へ着実な注意喚起を実施。
(2)センサー・ポッドに後方/下方の計2方向のカメラを装備。広範囲の安全確認を補助。
(3)Wi-Fiによる最大4台の表示デバイスとの無線接続を実現。表示デバイスは、タブレットおよびHMDの2種類から選択可能。
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