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日本女子大学オールジェンダートイレが「2024年度グッドデザイン賞」を受賞 -- トイレのあたらしい選択肢に"よりみちオールジェンダートイレ" --

Digital PR Platform / 2024年10月16日 14時5分

日本女子大学オールジェンダートイレが「2024年度グッドデザイン賞」を受賞 -- トイレのあたらしい選択肢に"よりみちオールジェンダートイレ" --



 日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)の百年館1階のオールジェンダートイレが、このたび2024年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。このオールジェンダートイレは“より道”するように入りやすく使いやすい、大きな2箇所の出入口を設けた行き止まりのないデザインです。バリアフリー・ユニバーサルデザインが専門で建築デザイン学部長の佐藤克志教授が設計・デザインを監修し、立ち寄るきっかけづくりとプライバシーへの配慮を両立して、トイレの選択肢の1つとして誰もが使いやすい「これからのトイレ」を目指しました。
 本学はダイバ-シティ推進基本方針※に則り、共に学びエンパワーしあう女子大学を目指して、これからも取り組んでまいります。




■オールジェンダートイレ概要
 キャンパス中央に位置する百年館の1階トイレをオールジェンダートイレに改修しました。2箇所の出入口をつなぐ曲線を描いた通路を中央に設けつつ、出入りや手洗いの際に利用者同士の見合いが発生しにくく、かつ見通しのよいレイアウトとなっています。オールジェンダーというだけでなくプラスαの機能を持った「これからのトイレ」として捉え、洗面やフィッティングボード、タッチレス(非接触)サニタリーボックスなど、誰もが使いやすい機能を持たせた目的別のブースを複数設けています。


■設計・デザインを監修した建築デザイン学部長 佐藤克志教授コメント
 今回の受賞対象は「オールジェンダートイレ」ですが、デザインのコンセプトは「選択性」です。その「選択性」を強調するために「オールジェンダートイレ」と近接している既設の男女別トイレ、バリアフリートイレを一体的なトイレエリアとして改修しました。壁面色の統一、トイレエリア全体を示す案内サイン・ピクトグラムなどが工夫されています。選択性のあるトイレエリアとして整備したことによって、「女子大学」という前提条件付きですが、在校生の利用に関する抵抗感は大きく減少していることが整備前後に行った学生調査でも示されています。
 一方で、「安全面を考慮した見通しの良い通り抜け型のプラン」に対し、トイレブース前の見通しの良さに対しての「不安」は少なからずあるようです。本学だからというわけではなく、我が国のインクルーシブな公共トイレ整備について考えなければならない課題があらためて示されたと思っています。
 グッドデザイン賞審査委員に評されましたように「これからのトイレのあり方に一石を投じた」わけですので、本学の経験が社会的にも注目されていると言えます。

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